華湖の湖~おもらし絵ブログ~

主に学校内でのおもらしを、自作絵やコミPo!を使って表現していくブログです。おもらしに興味のある方はもちろんの事、興味の無い方にも、こう言う性癖もあると言う事を理解してもらえたら嬉しく思う限りです。公開している絵に関しては、転載は止めて下さい。

お姉ちゃんは頑張った(自分の為に)

新学期が始まって3週間余り経った、ある日の放課後。

私は一人、春の陽気に負けない位ウキウキした気分で、
最寄りのゲームショップに向かっていました。

その日は、全国的な人気を誇る某RPGの予約開始日なのです。
この時をずっと待ち望んでいた私は、朝からずっとその事で頭が一杯で、
授業の内容なんか、全く頭に入りませんでした。

「急げ!!急げ!!急げ~!!」
早く発売日にゲット出来ると言う安心感が欲しい。
そう思う余り、私は自然と駆け足になりました。

「はぁ・・、着いたぁ・・・」
ゲームショップに着いた時には息も絶え絶えになっていました。
お店に入り、一目散に予約をしようとすると、
レジの横に予約に関する注意書きが示された張り紙が張ってありました。

「えっ・・・、ええぇ~~~っ!!」
それを見た私は、その場で固まってしまいました。

『ご予約はお一人様1点限り、お金は全額予約時の前払いとさせて頂きます』

(うそぉ~~!!前までこんな事なかったのに・・・・)
高校2年生にもなって、未だに毎晩のようにおねしょをしている私の僅かなお小遣いは、
殆どが紙オムツに形を変え、おしっこを吸って消えて行きます。
なのでこの時、お財布の中に入っていたお金は、僅かに1000円程度。
取りあえず予約だけ済ませて、発売日までの3ヶ月間で何とかしようと思っていたのに・・・。

(これじゃ予約出来ないじゃない!!!!
どうしよう・・・、早くしないと発売日にゲットできなくなっちゃう)
某RPGの最新作を発売にゲット出来ないなんて、ゲームを愛する私にとってかなりの痛手です。
誰よりも早く謎を解き、パソコン部の皆やクラスメイト(主に男子)に、
攻略法を伝授するのが私に課せられた使命だと言うのに・・・。



「もう~~~っ!!!」
苦虫を噛み潰したような表情をして自宅に帰ると、
私は、制服を着たままベットに倒れ込みました。
今朝は珍しくオムツ未着用で失敗せず、湿り気一つない感触を全身に感じます。
茶色っぽい染みは至る所にあるけど・・・、それはまぁ・・・見て見ぬフリ。

(折角、パンツで寝ておねしょしなかった気持ちの良い1日だったのになぁ・・・)
その後暫く、予約出来なかった悔しさに落ち込んでいましたが、
クヨクヨしてても仕方がないと思って、ベットから起き上がりました。

「はぁ~~、余り気は進まないけど・・・・」
着替えを済ませた私は、ある作戦決行の為に、向かいの部屋のドアを開けました。

「ねぇ、ちょっと良い?」
向かいの部屋にいるのは、同じ高校に通う、私の一つ年下の弟です。

「・・・良くねぇよ、出てけ!!」
寝転がってスマホを弄っていた弟は、私と目が合うなり心底嫌そうな顔をして言いました。
毎度毎度、実の姉に向かって、何て言う態度なのよ~~っ!!

「っつーか・・・、ノックしろって言ってんだろ!!何度も言わせんなよマジで!!」
弟は起き上がると、後ろ髪をかき上げました。

「ごめんごめん、それよりあんた、今なんか困ってる事とか無い?」

「は?」

「可愛い弟の為に、この心優しきお姉ちゃんが一肌脱いであげるっ!!」
私は両手を腰に当てて誇らしげなポーズを取りました。

「・・・・・」

「腰とか揉もうか?それとも肩??勉強でわからないとことか無い???」

「はぁ~~」
弟は呆れ顔でため息を一つ溢しました。

「ほら、遠慮しないで・・・、あっ、エッチな事は駄目だよ!!!」

「姉のおねしょが治らなくて超困ってます。今すぐおねしょを治して下さい・・・」

「嫌っ!!ちょっ馬鹿っ!!!真面目に答えなさいよ!!!」
私は顔を真っ赤にしながら叫びました。

「言っとくけど、金なら貸さないぞ」

「えっ・・・」
弟の言葉に私は固まりました。

「確か今日、例のRPGの予約開始日だったよな、
大方金が足りなくて予約出来なかったから、俺に金借りようと思ってるんだろ」

「う・・・」
弟の言う通り・・・。
さっき言ってた作戦とは、何とかして弟からお金を借りる事だったのです。
それにしても弟よ、お主少々鋭過ぎはせぬか・・・。

「分かってるなら話は早いわ、お願い、ほんの5千円程・・・。
来月お小遣い入ったら必ず返すから!!」
開き直った私は、両手を合わせて深々と頭を下げてお願いします。

「信用できない、殆ど紙オムツ代で消えるじゃんか、姉貴の小遣い」

「買わずに節約するもん!!だから大丈夫だよ、お願いっ!!」

「穿かずに(おねしょ)されたら俺が迷惑するんだよ!!節約とか考えんな」

「じゃあどうすれば良いのよ!?」

「諦めろ」

「酷い・・、酷いよ・・・、こんなに頼んでるのに・・・」
無慈悲な弟の言葉に、私は悲しくて涙が出そうになりました。

「私からゲームを取ったら一体何が残るって言うのよ」

「おねしょ」

ボコッ!!!
私は即答する弟をぶん殴りました。

「痛ってっ・・・何すんだてめ・・・」

「言って良い事と悪い事があるでしょ!!!もう良いわよ!!」
弟に背を向けると私は、部屋を出ました。

「本当デリカシー無いわね!!そんなんじゃ一生、清白さんに振り向いて貰えないんだから!!」

「す・・清白さんは関係ねーだろ!!・・・って、アレ!?何でお前その事知って・・・え?」

バタン!!
動揺する弟に構わず、私はドアを閉めると、自分の部屋に戻りました。

(何が、「何でその事知って・・・」よ、
知らないフリしてるだけで、あんたの事なんか全部知ってるつーの・・・)
っとそれはそうと、これで頼れる宛は潰えてしまいました。
お母さんは論外、お父さんは私には甘いから、
何とかしてくれるかもしれないけど、お母さんにバレた後が恐いし。

(とりあえず、今は私に出来る事をやるしかないわよね・・)
私に出来る事、それは紙オムツを節約してお金の出費を抑える事です。

(まだストックはあるけど・・・、良しっ!
今日もパンツで寝よう、おねしょしなければいいんでしょ、
・・・今朝はしなかったんだもん、きっと大丈夫!!)
少しでもオムツを節約するべく、私は2日続けてパンツでの就寝に挑みました。



翌朝・・・。

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「いつもながら・・・、見事な世界地図だな・・・」
私からの報告を受けた弟が駆けつけると、
ベットに広がる世界地図を見つめながら、やれやれと言った様子で言いました。

「う・・・うるさいな!!とにかく時間が無いから手伝ってよ!!」
パジャマの背中をびしょびしょに濡らした私は、恥ずかしいのを必死にこらえて言います。

「てかお前、オムツまだ残ってるじゃん・・、何で着けねーんだよ」
ベットの横の紙オムツストック置き場を指さして弟は言いました。

「だって・・・、少しでも節約しようと・・・」

「節約とか考えるなって昨日言っただろ!!俺がこうして迷惑するんの!!」

「だって・・・、だって・・・」

「だってじゃねーよ、しちゃうもんは仕方ねーんだからさ、ちゃんと着けろよな」

「ごめんなさい・・・」
実の弟におねしょパジャマで謝る私、何と言う屈辱・・・。
まぁ全面的に私が悪いんだからしょうがないけど・・・。

「くせぇから早く風呂入って来いよ、布団はやっとくから」

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「・・・・」
トボトボと、私はお風呂に向かって歩きました。
女の子に向かって、くせぇって・・・、
デリカシーって言葉知らないんじゃないの、アイツ。



その日の放課後、
私は、とある総合病院に足を運んでいました。
そこは県内でも有数の規模を誇り、
あらゆる病気の患者さんが日々訪れている所です。
勿論、外来だけではなく、入院患者もいます。

私は受付に診察券を渡すと、泌尿器科の待合所に行きました。
生まれてこの方、おねしょが治らない私は、
中1の時に親と一緒にこの病院に相談をしにやって来ました。
担当の先生と共に1年程、一通りの事をして改善に努めましたが、
どれもあまり効果が得られませんでした。
精密検査でも異常は見られず、打つ手はもう残ってはいません。
それでも月に一度、報告と今後の方針を話し合うために、
今でもこうして通っているのです。

「・・・・さん、どうぞ」
名前を呼ばれた私は、診察室に入りました。

「こんばんは~、っで最近はどんな具合?」
ニッコリと私に笑顔を向ける女医さん。
かれこれもう約5年の付き合いです。
初めてあった時30半ば位って印象だったから、
そろそろ40歳になったのかなぁ・・・。

私は1ヶ月間のおねしょ頻度等を話します。
それから先生の質問に答えます。
最近は診察と言うよりほぼ世間話のような感じで、
先生と楽しく10分ほどおしゃべりして終わりです。
それで良くなるんだろうか?
と言う気持ちは少しありますが、先生との会話は嫌じゃないし、
先生も先生で、会話中にカルテにペンを走らせているから、
まるで考え無しって訳じゃないと思います。(多分)

「じゃあまた来月にね・・」

「はい、それじゃあまた・・」
その後お会計を済ませた私は、病院を出ようとしました。

その時、同じ学校の制服を着た女子生徒が、出口に向かって歩いて来るのを目にしました。
こんな所で同じ学校の人を見かけるのは珍しい事なので、私はマジマジとその子の事を見つめました。

「ってあの子!?まさか・・・!!」
一瞬目を疑いましたが、銀色のセミロングのあの髪形は間違いありません。

「清白(すずしろ)さんだわ、何で病院に・・・?風邪かしら???」
考え混んだ私ですが、そこに存在しているのは、まぎれも無い事実です。

「待って・・・、コレって、チャンスなのでは!?」
ゲームの予約を諦めきれない私は、ここである事を思いつきました。

(アイツの様子を見た感じだと、殆ど清白さんと会話も出来てないみたいだし、
上手い事話すきっかけを作ってあげる事が出来れば・・・。
恩に着せ・・・、感謝されて、お金を貸してくれるに違いないわ)
などと企んでいると、清白さんはとっとと病院から外に出ていってしまいました。

「あ・・ちょっ・・・、行かないで!!」
慌てて私は清白さんの後を追いました。



清白さんの後を追ってから数分、人通りの少ない通りに入った所で、
私は、勇気を持ってある作戦を決行しました。

それは・・・・。

「うわぁあああ~~、そこの人~~」

「・・・えっ!!」

「あぶなーーいっ!!」

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ドンッ!!

私は、前を歩く清白さんに思い切り体をぶつけました。
私も清白さんもその場に倒れ込みました。

「痛ったぁ~~、ちょっと気をつけなさいよ!!」
清白さんは鋭い目つきで私を睨みました。

「ご・・ごめんなさい、急いでいるので」
軽く謝ると、私はそそくさとその場から走り去ります。
その時、さり気なくある物を置いて行きました。

(清白さん、お願い・・・気づいて!!)

「ってちょっと、あなた落とし物してるわよっ!!
待って・・・!!待ちなさいって・・・・」

(良しっ!!)
心の中で、私はガッツポーズをしました。
清白さんの声には気が付かない振りをして、
私は清白さんが追って来れない所まで走り続けました。

・・・・。

「はぁ・・はぁ・・・、作戦成功・・・・」
私が置いて来たものは、生徒手帳。
古典的な作戦ですが、これで清白さんは生徒手帳を届けに私の家に来るはずです。

「アイツ・・、もう帰ってる頃よね。電話しておこうかしら」
呼吸が落ち着いて来たところで、私は鞄から携帯電話を取り出して、弟に電話を掛けました。



外が少し夕焼け空になってきた頃、
自室でゴロゴロしていた俺の携帯に、姉貴から電話が掛かって来ました。

「何だ?こんな中途半端な時間に・・・?」
LINEじゃなく、わざわざ電話してくると言う事は、よほどの事なのかもしれない・・・。
不安を感じながら通話ボタンを押しました。

「どうした姉ちゃん!?何かあったのかっ!!」

「うわっ!!大きな声出さないでよ、ビックリするじゃない・・・」
・・・などと、人の心配をよそにほざいているので、どうやら身の危険は無いみたいです。

「・・・んだよ、脅かしやがって」

「驚いたのはこっちよ!」

「何の用だよわざわざ電話なんかしやがって、そろそろ暗くなんぞ、早く帰って来いよ」

「あんた、清白さんの事が気になってるのよね」

「なっ・・・」
清白さんの名前が出て、俺は動揺しました。

「そ・・それがなんだって言うんだよ!!ってか昨日も言ったけど、何でお前が知ってー」

「今から家に来るって言ったら・・・。あんたどうするぅ~?」
姉貴は妙な口調でそう言いました。

「はぁ・・・、何言ってやがる・・、く・・来るわけ無いだろ」

「来るのよそれが、後は上手くやんなさいよね。
私のおかげだからね、私の!!私に感謝してよ、ねぇ、ちゃんとしてよ!!」

「なんなんだよ、うぜーな!!」

「それじゃね、私のおかげだからね!!」

ガチャ!!
言いたい事を言うと、姉貴は一方的に電話を切りました。

「どういう事だ・・・?家に清白さんが来る???」
嘘を言っているようには聞こえませんでしたが、姉貴と清白さんに接点なんてないし・・・。
理由もなしに家に清白さんが来る訳が・・・。

そして、期待と不安が入り混じりながら考える事、数十分・・・。

ピンポーン

「まさか・・・、本当に!?」
インターホンが鳴ると、俺は一目散に玄関へと向かいました。

「は・・・はい、どちら様でしょうか?」
緊張で声が上ずってしまう俺。
これで新聞屋とかだったらスゲー恥ずかしい・・・。

「すみません、私こちらにお住いの方の生徒手帳を拾った者でして・・・」
普段めったに聞けない丁寧な口調で話すこの声は、間違いなく清白さんです。

(ま・・・マジで来たー!!)

「も・・もしかして、す・・・清白さん?
お・・・俺だよ、俺、同じクラスの・・・」

「え・・・?もしかして、あんた・・・」

玄関を開けて、俺の目に飛び込んできた清白さんは、
左手で口元を押さえて驚いたような顔をしていました。
・・・ああ、それにしても、いつ見ても清白さんは可愛いし綺麗だなぁ・・・。
まさにこの世に舞い降りた天使・・・、いや女神様!!

「成程、どうりで見た事ある苗字だと思ったのよね、コレ、あんたのお姉さんの?」
清白さんは右手に持った生徒手帳を俺の方に向けながら言いました。

「え・・ああ、そうです」

「なら、あんたに渡しとくわね」

「あ・・・その、わざわざありがとう」
生徒手帳を受け取ると、俺はお礼を言いました。

「さっき歩いてたら、いきなり後ろからぶつかって来たのよ、あんたのお姉さん。
その時に落としていったのよ、呼び止めたのに気づかずに行っちゃうし。
何をそんなに急いでたか知らないけど、危ないわよマジで、見てよほら、足擦り剥いちゃった・・・」

「えっと、本当にごめん。
後で俺からもきつく言っておくから・・・」

(そう言う事か・・・)
清白さんの説明で大方理解しました。
俺に恩を着せる為に、あの馬鹿姉貴は猿芝居にうって出たようです。
しかも今どき素人小説でも使わないであろう超古典的手法の・・・。

「じゃあ、私帰るわね」
用は済んだとばかりに、清白さんは踵を返しました。

「え・・・あ・・・、ちょ・・ちょっと待って!!」
そんな清白さんを俺は慌てて呼び止めました。
理由はどうあれ、姉貴が折角俺に与えてくれたチャンス、
このまま終わらせる訳には行きません。

「日も暮れて来たし、その・・、家の前・・・、ち・・・近くまで送るよ」

「は?舐めないでくれる、私そんなにヤワじゃないわ」

「まぁ、そう言わないでよ、姉貴が足にケガさせたお詫びって事で・・・。
何もしないままじゃ、俺の気が済まないしさ・・・」
本当は、もう少し一緒にいたいだけですが、
最もらしい理由を言って、清白さんに願い出ました。

少しだけ悩んだ清白さんですが、直ぐに俺に目を向けて言いました。

「じゃあ、お願いするわ。少し話したい事も有るし」



大分日が暮れて来た道を、俺は清白さんの少し後ろをついて歩きました。

「あの・・・、清白さん、話したい事があるって言ってたけど・・・」

「え・・・あ、うん、えっと、間違ってたら悪いんだけどさ・・・」
清白さんは前置きしてから続けて言いました。

「あんたのお姉さん、笙湖と同じで、おもらしとかおねしょとかしちゃう人?」

「え・・・それは、まぁ、なんて言うか・・・」

「あ・・、いや答えたくないなら良いけど・・・」
清白さんは慌てて、両手をぶんぶん横に振って、変な事聞いてごめんと言う仕草をしました。

「お・・・おねしょが・・・、ちょっと・・・」
姉貴に悪いと思いつつ、清白さんなら大丈夫だと信じて言いました。

「やっぱりね・・・」
清白さんは納得したと言った顔をしました。

「実はね、拾った生徒手帳に紙オムツを買った時のレシートが挟まってたから、もしかしてと思って。
ごめんなさい、ポケットに入れようとした時に、そのレシートが落ちてたまたま見ちゃったの」

(あの馬鹿!!何てとこにそんなやばいレシート挟んでんだよ。
外だから良かったものの、校内でそれが発見されたらどうなってたか・・・)
俺は冷や汗交じりに清白さんの話を聞きました。

「それじゃあ、あんたも色々苦労してるんでしょうね、お姉さんの事で・・・」

「うん・・・、まぁ、それなりに・・・」

「世間は狭いわね、まさか、クラスメイトに私と同じような苦労をしてる人がいるとは思わなかったわ」
清白さんは、俺に笑顔を向けて言いました。
な・・・なんか、良い感じな気がする・・・。

「それでなのね、あんたちょくちょく私達の事見てたでしょ」

「え・・・!!」

「気づいてないとでも思った?」
清白さんは得意そうな顔をして言います。

「私と笙湖の事見て、自分の事みたいに感じてたんだ?」

「えっ・・・、えぇ~~と」
水出さんがやらかした時は、基本皆注目するけど、
確かに俺はそれ以外の時でもちょくちょく見てました。
でもそれは、そう言う事では無くて・・・。
見当外れの見立てに、俺は少し焦りました。

「まぁ、お姉さんの事で何か悩みがあったら言ってよ、男子にはわからない事も有るだろうしね」

「それは・・・それで、そのありがとう・・・。
でも、えっと、俺が清白さん達を見てたのはそう言う理由じゃなくて・・・」

「え・・・?」

「その・・・」
このタイミングを逃す訳には行かない。

「あんた・・・まさか」

「俺・・・、俺は・・・」

「笙湖の事が好きなの?」
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「・・・・えっ!!!」
俺は頭の中が真っ白になってしまいました。

「やっぱりそうなのね、そうか~あの子をね~、
そうなんじゃないかな~ってちょっと思ってたのよね」

「ち・・違う・・・、あの・・」

「私もいつまであの子の面倒見て上げられるか分からないし、
おもらしに理解のあるあんたなら、私も少しは安心だわ」

「あの・・・だから・・・」
俺に構わず、清白さんは、話を進めて行きます。

「でも、笙湖へのアプローチに私を頼らないでよね。
男なら、自分の力で何とかしなさい」

(そんなつもりさらさら無いし!!
俺は、目の前にいる君の事が好きなんだ~~っ!!)
・・・と言う心の叫びを、結局最後まで声に出すことは出来ませんでした。

・・・・・・・・。

「はぁ~~、めっちゃ勘違いされたし・・・・」
清白さんと別れると、俺はガックリと肩を落として家に戻りました。



部屋に戻って暫くすると、帰って来た直後の姉貴が、制服のままノックもせずに部屋に入って来ました。

「どうだった、上手く行った?」
若干ウキウキした様子で、姉貴は言います。

「ほらよ、・・ったく、余計な事しやがって・・・」
生徒手帳を姉貴に返しながら俺は悪態をつきました。

「アレ?進展無し?でも私のおかげで沢山話せたでしょ!?感謝した??ねぇねぇ!?」

「はぁ~~~」
勘違いされたけど、距離が縮まったのは確かだし。
それも、この臆病な姉貴が勇気を出してくれたおかげです。
まぁ、ここは素直に恩に着せられてやるとしよう。

「分かったよ金だろ、しょうがねぇな貸してやるよ」

「本当!!やったやった~~っ!!」
姉貴は、まるで子供のようにはしゃぎ始めました。

「明日予約して来よ~っと、早く明日にならないかなぁ~~~」



そして翌朝。

c451.jpg
「何でオムツ着けねーんだよ!!」
俺の目の前には、世界地図の上に座る姉貴の姿がありました。

「だって・・・、少しでも節約を・・・」

「金貸したんだからもう良いだろー!!」



こんばんは。

今回は約10ヶ月振りとなる、おねしょが治らない姉です。
シリーズとしては13作目・・・だと思います。
久しぶりと言う事で、2回やらかして貰いました(^-^)
ちょっと長いですが、GWのお供に(笑)

さてさて、弟君と杏奈ちゃんとの関係は、縮まったんだか遠くなったんだか・・・。
何気に湖の野郎達は、恋してる率が高いんですよね。

弟→杏奈ちゃん
鈴木君→彗ちゃん
副会長→神前生徒会長
ってどれも、男が一方的にだなぁ、脈有りは彗ちゃん位か今の所・・・。
今後の恋愛模様は・・・、余り描かれないでしょうが、ご期待下さい(どっちだw)

前回の日記に拍手を頂きました。
ありがとうございます。
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  1. 2017/04/29(土) 22:13:09|
  2. おねしょ絵
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

華湖さんこんばんは。
久しぶりのお姉ちゃん、自分の為に頑張ってましたね!色々方向性がズレていましたけどwww

弟くんも杏奈ちゃんと仲良くなれたのは良かった良かった。相変わらずおねしょの後始末に追われる日々を淡々と送る彼のことは尊敬してます!自分なら大人しくは出来ませんね!

  1. 2017/04/30(日) 19:38:13 |
  2. URL |
  3. パンプキンプール #-
  4. [ 編集 ]

久しぶりのお姉ちゃん、嬉しいです!!

今回も大作を描いて頂きありがとうございました!
待ってましたよー、おねしょの治らない姉(#^.^#)
何気に一番好きなシリーズかもしれないので、もっともっと活躍してほしいと思っていたら、まさかの主要キャラとの共演が……(╹◡╹) これは期待出来そうです!

PS.僕の小説にも失敗癖のある姉が出てきますので、勝手に参考にさせて頂きます笑
  1. 2017/05/01(月) 14:57:19 |
  2. URL |
  3. 屈辱の湖 #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

パンプキンプールさん、こんばんは。
返信が遅れてしまい申し訳ありません。

> 久しぶりのお姉ちゃん、自分の為に頑張ってましたね!色々方向性がズレていましたけどwww

本当にそうでしたね。
オムツ穿かずに節約って、別に節約になって無いですしね。
(書き終えてから、その事に気が付きました(^^;)

> 弟くんも杏奈ちゃんと仲良くなれたのは良かった良かった。

一応似た悩みを持つもの同士と言う認識は得られたと思います。
後は誤解を解かないとですね。

>相変わらずおねしょの後始末に追われる日々を淡々と送る彼のことは尊敬してます!自分なら大人しくは出来ませんね!

姉弟で長年ずっと暮らしているので、何と言うか、
おねしょしてもそう言う感情は余り沸いて来ないと言う感じですね。
治って欲しいと言う気持ちが強いと思います。
まぁ、仮にこれが杏奈ちゃんだったら、流石に大人しく出来ないでしょうねw
  1. 2017/05/01(月) 21:38:31 |
  2. URL |
  3. 華湖 #-
  4. [ 編集 ]

Re: 久しぶりのお姉ちゃん、嬉しいです!!

屈辱の湖さん、こんばんは。

> 今回も大作を描いて頂きありがとうございました!
> 待ってましたよー、おねしょの治らない姉(#^.^#)

ありがとうございます。
全然出せていなかったので、若干焦り出していました・・・。

> 何気に一番好きなシリーズかもしれないので、もっともっと活躍してほしいと思っていたら、まさかの主要キャラとの共演が……(╹◡╹) これは期待出来そうです!

キャラ同士の学年の垣根を越えた交流を実現させたいと、結構前から考えていて、
今回もその一環と言う感じで、杏奈ちゃんと絡ませてみました。(ぶつかっただけだけど・・・)
今後どうするかは、まだ頭を悩ませています。
おねしょ姉さんは、莉穂ちゃんに次いで反響の多いキャラなので、大事に育てて行きたいですね。

> PS.僕の小説にも失敗癖のある姉が出てきますので、勝手に参考にさせて頂きます笑
シミ姉さん程人間が出来てないので、余り参考にはならないとは思いますが(^^;
おもらしシーン、良かったです。萌えました。
  1. 2017/05/01(月) 21:55:34 |
  2. URL |
  3. 華湖 #-
  4. [ 編集 ]

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