華湖の湖~おもらし絵ブログ~

主に学校内でのおもらしを、自作絵やコミPo!を使って表現していくブログです。おもらしに興味のある方はもちろんの事、興味の無い方にも、こう言う性癖もあると言う事を理解してもらえたら嬉しく思う限りです。公開している絵に関しては、転載は止めて下さい。

杏奈ちゃんの選択

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こんばんは。
今回は久し振りの漫画です。(久しぶり過ぎて、なんかコマ割りやアングルの感覚が鈍ってるかも知れません・・・)

もうずっと前から、そろそろ出しておきたかった、杏奈ちゃんの妹、
節香ちゃんをようやく登場させる事が出来て良かったです。
まぁ、今後の活躍については、少ししかまだ考えていないのですけどね・・・。
将来的には、同じ中1グループの悠奈ちゃんや加治さんと絡められればなんて・・・。

笙彗コンビ(笑)が『Lavatory』の表札を前に固まりましたが、
実体験がもとになっています。
いやだって、実際分からなく無いですか?
『toilet』とか『WC』なら直ぐにトイレってわかりますが、『Lavatory』ですよ??
トイレっぽさ全く感じさせないじゃないですか!?ww
トイレに急いでた時に、トイレっぽい所に『Lavatory』と書いてあるのを始めて見た時は
「入って大丈夫だよな・・・??」と、かなりおっかなビックリだった記憶があります。
・・・自分だけですかね(^^;
自分も笙彗コンビに負けず劣らずのお馬鹿ですからね、はい。

ですが、今回の漫画のような事が起きないとも限りませんww
トイレの表記は統一した方が良いんじゃないかと思います。

次回は、リクエスト頂いているホットパンツの予定です。
長編と香織ちゃんの誕生日も準備しつつ・・・。

前回の日記に拍手を頂きました。
ありがとうございます。
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  1. 2017/05/14(日) 17:48:47|
  2. おもらし漫画
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Happy Birthday 早穂ちゃん

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ギリギリのタイミングになってしまいましたが、
本日は早穂ちゃんの誕生日です。

プレゼントについては、
最近暴走気味なので、落ち着けと言う意味を込めて( ̄ー ̄;)

前回の日記に拍手を頂きました。
ありがとうございます。
  1. 2017/04/17(月) 23:04:54|
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Happy Birthday 杏奈ちゃん

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4月14日は、杏奈ちゃんの誕生日です。
おめでとう杏奈ちゃん!!
笙湖ちゃんは勿論の事、1年生グループのまとめ役としてこれからも頑張ってね!!

杏奈ちゃんと言えば、新色ブルマー!!
と言う事で、プレゼントは新色ブルマー一番乗り権w
今度は明るい黄色で攻めてみましたww

ちゃんとしたプレゼントは、笙湖ちゃんから貰ってるんじゃないかなぁ・・・多分(^^;

次回はリクエスト頂いている莉穂ちゃん、
次々回は、早穂ちゃんと同じ位最近出てないお姉さんにしようかなと、今の所考えています。

前回の日記に拍手を頂きました。
ありがとうございます。
  1. 2017/04/14(金) 00:30:12|
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overwrite~第4話~

こんばんは。

少し間が空いてしまいました、申し訳ありません。
予告通り、お待たせしまくりの第4話をお送りします。
話の都合上とは言え、今回は、当ブログ始まって以来最大規模での・・・、
兎に角読んで頂ければと思います。

今回、いきなり人数が増えるので(読者に優しくない物語です(^^;)
軽く人物紹介を載せておきます。

3年女子部員
朝野亜理紗(ありさ)【ヒロイン役】
渡辺珠樹(たまき)【ライバル役】
野口良乃(よしの)【ヒロインの友人役】
佐藤栞音(しの)
川名美和(みわ)
増岡透(とおる)
九里靖香(やすか)
池上歌子(うたこ)
海老原渓南(けいな)
外川典(つかさ)

3年男子部員
星野勇飛(はやと)【主人公役】
矢野佑助(ゆうすけ)【主人公の友人役】
鈴木健志(けんじ)
豆田慶則(よしのり)
江草宏多郎(こうたろう)

佐藤さんと、川名さんだけでも覚えてくれれば良いかなと思います。
残りの女子と男子は別に(酷)

前回の日記に拍手を頂きました。
ありがとうございます。

それでは、本編をどうぞ。



前回までのあらすじ

最終打ち合わせ当日。
亜理紗にヒロイン役を承諾させる為、
珠樹は、自分がおもらしをして見せる事で、
亜理紗と同じ立場に立って説得しようと思い立ちました。
そこで珠樹は、朝からおもらしに向けて着々と準備を進めます。
途中で珠樹の企みに気づいた亜理紗は、「馬鹿な事は止めて」と再三止めました。
しかし、珠樹の意志は固く結局5時間目に限界が来て・・・。
亜理紗の機転により、教室でのおもらしを免れた珠樹は、
トイレの個室で、今まで亜理紗に対して押し殺していた想いを告白しました。
それを聞いた亜理紗は、ヒロイン役を受け入れる事にしました。
しかし亜理紗は、その時一つ条件を出したのです。
それは、珠樹と一緒におもらしする事でした。
それを受けて一部配役等を変更し、いよいよ『卒演』に向けて動き出そうとしていました。



12月に入ったある日の放課後。
黄水大附属高等学校旧校舎の一室に、演劇部3年の女子部員全員が集まって、ある事をしていました。

「う・・・、ううぅ・・、私・・・、そろそろやばい・・・」
小道具の外川典(つかさ)は小柄な体を小刻みに震わせました。
古いジーンズの上から両手で女の子の大事な所を押えています。

「な・・なに、も・・・もう限界なの典?」
外川さんの横に立つ音響の海老原渓南(けいな)も、脚をそわそわさせています。

「え・・えびちゃんだって・・・、人の事言えない気がするけど」

「な!?そんな事・・・」

「まぁ、海老原か外川のどちらかが、最初の脱落者かな?」
2人を正面から見つめるのは、着古した冬服を着た、副部長で制作の川名美和です。
言葉とは裏腹に、彼女もかなり強くポケット越しに股間を握りしめています。

「言い出しっぺなんだし、潔く第1号になりなよ典」

「う・・、それだけはやだぁ~・・・」
海老原さんの意地悪な言葉に、外川さんは股間を押える手の力を強めました。

「最終的には全員するんだから、別に良くない?早く楽になれるし」
珠樹がスカートの裾を握り、脚をクネクネ動かしながら言います。

「じゃ・・・じゃあ、部長お先にどうぞ・・・」
「そうそう、ここは部の代表として・・・」

「え・・・、それは・・その・・・」
外川さんと海老原さんの言葉に、珠樹は戸惑いました。

「第1号はその・・、この前やった私なんで・・・」
そう言ったのは衣装で、珠樹の代役の佐藤栞音(しの)。

この他に、音響の池上歌子(うたこ)、照明の九里靖香(やすか)、衣装の増岡透(とおる)
それから、看板女優(役者)の2人、野口良乃(よしの)と亜理紗を含めた総勢10人が、
普段着に着替えて、教室の真ん中に円を描くように立ち並んでいました。

10人とも程度は違えど、落ち着きなく体をそわそわさせています。
時々辛そうな声を上げる彼女達は一体何をしているのでしょうか?

「さっきも言ったけど、部長と朝野、それから代役の野口と佐藤は、
我慢の限界に関わらず指定時間には、・・・してもらうから、んっ・・・そ・・、そのつもりで」
副部長の川名さんが激しく足踏みしながら言いました。

言わなくてもお分かりでしょう。
彼女達は『おもらし』をしようとしているのです。

「わかってるわ、・・・っで副部長、私がもらす時間は?」

「の・・あっ・・、野口は後15分・・・後・・・んぁだ・・・あっ!!」
ぎゅ~~~~っ・・・。

「OK、・・・って、副部長大丈夫?もう限界?もらす??」

「なっ・・・!?ま・・あんっ・・、まだ・・へ・・平気よ!!」
必死に否定しますが、川名さんはもうかなり余裕が無さそうです。

「私は20分後か・・・、ちゃんと出来れば良いけど・・・、亜理紗はその後だね、行けそう?」
珠樹は横に立つ亜理紗に声を掛けました。

「わからない」
そう答えると亜理紗は、若干尿意を感じる下半身を気にしながら、
今にもおしっこをもらしそうにしている川名さんや海老原さん、外川さんを見つめました。

(頑張らなきゃ・・、今日こそ・・・頑張って、お・・・、おも・・しなくちゃ)

そもそも、彼女たちは何でこんな事をしているのでしょうか・・・。
話は数日前に遡ります。



ヒロイン役が正式に亜理紗に決まった次の日、早速、台本の読み合わせが行われました。
実際に動くなどはせず、ただ台本を読み進めて行くだけの練習です。

「お先に失礼します」
「朝野先輩!!野口先輩!!頑張って下さい!!」

練習の前に、1、2年の部員を帰宅させます。
観客の度肝を抜く演出こそが最大の魅力なだけに、情報流出は絶対にあってはなりません。
その為『卒演』で何をやるのかは、当日まで3年部員だけの秘密なのです。
よって、必然的に必要な準備は全て3年部員だけで行う事になります。
3年間の部活動の中で、実は最も忙しいのもこの『卒演』の伝統だったりするのです。

後輩が皆帰ったのを確認すると、野口さんが一つ、ある提案をしました。

「部長、私、最後のおもらしだけは、今日から実際にやってった方が良いと思うんです」

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(えっ・・・ええええ~~~~っ!!!!)
いくらヒロインを引き受けたとは言え、今日いきなりおもらしするだなんて。
心の準備が出来ていない亜理紗は物凄く動揺しました。

「どうして?」

「私、台本貰ってから何度か実際にもらしてみたけど、トイレ以外の場所で服着た状態だと、
出そうと思ってもなかなか出せないってわかったから」
珠樹の問いに野口さんはさらっと答えました。

「え・・、限界ギリギリなら出ちゃうんじゃないの?」
万が一の時、珠樹の代役を務める佐藤さんが問いかけます。

「そりゃ、本当の限界ならね・・・。
でもその状態だと演技は無理だし、全然関係ない所でもらしちゃうかも知れないでしょ。
だから、ある程度の尿意で意図したタイミングでおもらしする必要があるの。
それには、それなりの訓練が必要になって来るのよ」
野口さんの熱弁に、佐藤さんだけでなく、3年の部員全員が「なるほど~」と納得しました。

「ちょ・・・ちょっと待ってよ!!」
皆が野口さんの提案に従いかけてた所で、亜理紗が待ったを掛けました。

「野口さんの話は納得出来るけど・・・、いきなり今日って言うのは・・・その、
も・・、した後、下着とかどうするの?それにその・・・、男子が見てる中で?」

「下着なら大丈夫、もともとそのつもりで捨てる予定のパンツ人数分持って来たから、
私のサイズだと朝野さんはちょっときついかな?まぁ何とかなるでしょ・・・」

「いや、でも・・・男ー」

「本番じゃ同い年の人だけじゃなくて、色んな年齢の人が見る中でするんだよ。
部員の男子の前位で恥ずかしがっててどうするの?やる気あるの朝野さんっ?!」
野口さんは真剣な表情で亜理紗に迫りました。

「・・・わ・・分かったわよっ!!」

(あんたこの前、流石に恥ずかしいとか言ってたくせに!!)
何て事は思いつつも(笑)
言い返す事が出来なくなった亜理紗は、嫌々ながら承諾しました。

「後は部長の判断に任せるけど、どうしますか?」
右手を腰に当てた川名さんが珠樹に尋ねました。

「それじゃあ、おもらしを含めてやってみようか」

(た・・珠樹ぃ~~~っ!!!)
珠樹が止めてくれる事にちょっと期待していた亜理紗は、心の中で叫びました。

「でも、いきなりで亜理紗が恥ずかしがるのも分かるから。
私も、正直かなり恥ずかしいし・・。今日の所は、男子は後ろ向いててくれる?」
珠樹の言葉に5人の男子部員は頷きました。

「良しそれじゃあ・・・、部長に朝野さん、それから佐藤さんはちょっと来て」
方針が決まると、野口さんは3人を隣の部屋に誘導しました。

「それじゃあこれに履き替えて」
隣の教室に入ると、野口さんは3人にさっき言っていた捨てる予定のパンツを渡しました。

「今日使ったら捨てちゃうから、気にせずにもらしてねっ!」

「えぇ!!良乃ちゃん、私もおもらししないと・・・やっぱ駄目!?」
パンツを受け取りつつ、確認する佐藤さん。

「代役なんだから、万が一に備えて訓練するのは当然だよ」

「・・・だよねぇ」
佐藤さんは渋々そう答えました。

(佐藤さんごめん・・・、本当にごめん・・・)
亜理紗は佐藤さんに申し訳なく思っていました。
ライバル役はおもらしの予定が無かったのに、亜理紗の提案でおもらしが追加されしまい、
珠樹はともかく、代役の佐藤さんは完全にとばっちりの様な形になってしまったからです。
それにもともと佐藤さんがライバル役だった事も有り、余計に罪悪感を感じていました。

(面白くないって思ってるよね・・・)
複雑な表情の佐藤さんの事をぼーっとみていると、

「何してるの朝野さん、早く履き替えて」

「あ・・・うん、ごめん」
野口さんに急かされた亜理紗は慌てて、パンツを穿き替えました。

「良かった、穿けるみたいだね」

「ま・・・まぁ、何とか・・・」
長身の亜理紗には若干キツイですが、何とか穿くことが出来ました。

パンツの履き替えが終わると、次に、野口さんは1リットル入りのお茶のペットボトルを3人に配りました。

「私からの差し入れ、一気にググッと!!じゃあまず私からね」
笑顔で言う野口さんがまず先陣を切って一気にお茶を飲み干しました。

(お茶まで用意してるなんて・・・・)
野口さんの用意周到ぶりに驚きつつ、3人はお茶を一気飲みしました。
これで準備万端です。

4人が部室に戻ってから30分後、尿意を感じ始めた所で読み合わせを開始しました。



「○○○○○○○○~」
「○○○○~○○○○~」
主人公役の星野勇飛(はやと)とヒロイン役の亜理紗を中心に、序盤はスムーズに進んで行きました。
しかし中盤に差し掛かる所で若干の変化が起きました。

「○○っ・・・○○・・んっ・・」
珠樹の滑舌が悪くなって来たのです。

(あ・・、おしっこもれる・・・、まだ・・、まだ駄目・・まだ駄目・・・)

「部長、頑張ってー」
「集中集中っ!!」
裏方の部員たちが、珠樹にエールを送ります。

(集中って言っても・・・、お・・・、おしっこが・・・)
一度感じてしまった尿意を振り払う事が出来ず、どうしてもセリフに集中する事が出来ません。
そして、それは珠樹だけに止まらず残りの3人にも広がりました・・・。

後半は、野口さんは何とか喋れていましたが残りの3人は、最早台本を読むと言う状態ではありませんでした。
脚を擦り合わせて尿意に耐える事に必死です。

(あ・・・、は・・・、ぁう・・、も・・・もれる・・・)
男子が後ろを向いている事を良い事に、佐藤さんなんかは両手でスカートの前を握りしめています。

その後、何とか主人公が2人の女の子のどちらを選ぶか決断すると言う、物語後半のシーンまで進めました。

「ん・・・、くぅ・・・」
そわそわ・・・、そわそわ・・・。
佐藤さんはもう本当に限界みたいで、顔を上げる余裕すらなく、ただただ迫りくる尿意の限界に耐えていました。

(さ・・・佐藤さん大丈夫かな・・・)
亜理紗は心配そうに見つめました。
周りの裏方担当の子も一番つらそうな佐藤さんの動向を見守っていました。

「も・・、もう・・げ・・・、んか・・・」
激しい尿意の波がやってきたのか、佐藤さんはしゃがみ込み必死に前を押えました。

(いやっ!!佐藤さん!!!)

「○○○○○○○○!!」
星野くんが、決意を固めたシーンを読み終えた時・・・。

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しゃあああああああああああああああぁぁぁぁ~~~~~~~
ぴちちちちちちちちちちちちちちちち・・・・・・・・・・・

しゃがみ込んだ佐藤さんの足元に、湯気を立てながら水溜りが一気に広がって行きました。

「ひぃぃっ!!!!」
佐藤さんのおもらしを目の当たりにした亜理紗は、
その瞬間、中学時代の失敗をフラッシュバックしてしまい、反射的に目を背けました。
心臓の鼓動も激しくなって来ました。

「うわうわ・・・、やだぁ・・、超恥ずかしい・・・」
佐藤さんは、股間を押えていた両手で口元を押えて恥ずかしそうに俯きました。

「役者はそのまま進めて!!佐藤、良いからさっさとどく!!増岡、九里は床拭いて!!」
すぐさま川名さんが指示を出します。
佐藤さんは恥ずかしがりながらも立ち上がって自ら作り上げた水溜りの上から移動しました。
すると直ぐに、衣装の増岡さん、照明の九里さんが水溜りを拭き始めました。

「うう~ごめんね、透ちゃん、靖香ちゃん・・・」
川名さんから手渡されたタオルで体を拭きつつ佐藤さんが、
床のおしっこを拭いている2人に謝りました。

「き・・気にしないで」
「これが私たちの仕事なん・・だから・・」
2人は佐藤さんの方を向いて言いました。

(佐藤さん・・・もらしたのか・・・)
(・・・ごくっ)
(音だけでもかなり・・・)
(後3人も・・・)
(見てぇ・・・)
女子たちが後始末に追われる一方で、
ほのかにおしっこの臭いが漂う中、音だけとは言え、男子たちが冷静でいられる訳がありません。
部活動の練習と分かっていても、5人とも程度の差はあれ下半身の一部を固くしてしまいました。

「男子、振り向くなよ・・・、振り向いたらシバく」
そんな男子の様子を察知したのか、川名さんが釘を刺しました。

その言葉で気持ちを引き締めた星野くんは、落ち着いて台本を読み進め
いよいよヒロインに告白をするシーンに来ました。

「亜理紗、いよいよだよ」

「・・・え、あ・・うん・・・」
珠樹の囁きに亜理紗は上の空で答えました。
佐藤さんのおもらしと後始末の様子を見て、一気に気が動転してしまったのです。

(お・・も・・・、私も今からするんだ・・・。
み・・・皆が見てる中で、あんな恥ずかしい事を・・・。佐藤さんみたいに、また・・・)

「あ・・・、は・・・、は・・・、はっ、はっ、はっ、はっ・・」

「・・・亜理紗?」

(中学・・・の・・時・・みたいに、また・・・、また・・・、や・・・や・・)

「あ、あ・・、はっ・・はっ、はっ、はっ・・」

(苦し・・・、い・・息が・・・)
星野くんが告白のセリフを言った丁度その時。
おもらしするはずの亜理紗は過呼吸に陥り、真っ青な顔をして膝をついてしまいました。

「ちょっ!!亜理紗!!大丈夫!!!」
珠樹が慌てて、亜理紗の背中を摩ります。
・・・がその直後。

「うわ・・・、まずぃ・・・出・・・」

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じょおおおおおおおおおおおおぉぉぉおおお~~~・・・・

一瞬気が緩んだ珠樹は、亜理紗の横でしゃがんだままおしっこをもらしてしまいました。
珠樹のおしっこは亜理紗の足元にも広がって行きます。

「いやあああああああああぁ~っ!!!!!」
亜理紗は更に動揺して、まるで襲われたかのような悲鳴を上げました。
そして、今度は胸の下辺りから何かこみ上げてくるような感じがして・・・。

「・・・うぇっ」
亜理紗は立ち上がると、口を押えて慌ててトイレに駆け込みました。

・・・・・。

「うぇぇぇぇ~~~」
便器の前に膝を付き、こみ上げて来た物を吐き出した亜理紗は、そのままの格好で呼吸を整えました。

(他人のお・・・、すらまともに見れないどころか・・・、こんな・・・)

「う・・・、ぐすっ・・・」
情けなくて自然と涙が溢れて来ました。

「朝野ー、大丈夫かー?」
暫くすると川名さんがトイレに入って来ました。

「う・・うん、何とか」
亜理紗は慌てて涙を拭います。

「部長が今日はここまでだって、まだ我慢してるならしちゃっていいぞ」

「そう・・・、分かった、ありがとう」

「でもさ、恥ずかしいのはわかるけど・・・、そこまでなるか普通?何かあるの?」

「・・・・・」
亜理紗は口をつぐみました。

「言いたくないなら良いけどさ、お前そんなんでヒロインちゃんとやれるの?」

「・・・ごめん」

「・・・悪い、その言い方は無いよな、初日だってのに」
川名さんは後ろ髪を右手で掻きながら言いました。

「それに、駄目だったのは朝野だけじゃないよ。
部長も佐藤も、もらしはしたけど、あれじゃただもらしただけだしな。
裏方だって、全員おしっこの後始末に嫌悪感を抱いてたし・・・、申し訳ないけど私もだよ。
クソッ、口では斬新だの何だの言ってても、
実際に水溜りを目の当たりにすればこんなもんかよ、ったく!!自分自身に腹が立つ!!」
川名さんは壁に寄りかかって両手を組むと、歯を食いしばって悔しそうな顔をしました。

「川名さん、野口さんは?」

「野口?そろそろ来るんじゃないか・・・」
疑問に思った亜理紗が尋ねた直後、扉を開けて野口さん本人がトイレの中に入って来ました。

「う~~ん、やっぱり出そうと思っても上手く出ないな~・・・。
佐藤さんは膀胱が小さいのかな?もう少し我慢が聞くようにして貰わないと・・・
朝野さんも困ったものね~~、う~~ん、どうしよう・・・。う~~~~ん・・・う~~~~ん・・・」
そして、亜理紗と川名さんに気づく事も無く、独り言を呟きながら個室に入って行きました。

「見ての通り、アイツももらせなかった」
川名さんが説明を終えた直後。

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しょおおおおおおぉぉぉぉぉおおおおおぉぉ~~~~・・・・・
じょぼじょぼじょぼじょぼじょぼじょぼじょぼじょぼ・・・・・

野口さんの入った個室から、とても大きなおしっこの音が響き渡りました。

「ほら・・・、便・・を前に・・ばこん・・・単に・・・、何が違・・・なぁ~~、ど・・・の勢い・・舞台上で・・・・」
おしっこの音に混じって、なんかぶつぶつ呟いている声も聞こえて来ました。

「野口・・・、音消し位しろよな・・・ったく」



初めての読み合わせから一夜明けると、直ぐに反省会が行われました。

「私達4人は、読み合わせと並行しておもらしの特訓が必要だと思うの、
昨日の失敗から、野口さんが個々に特訓メニューを組むみたいだから、それに従って・・」
珠樹が今後の方針を伝えていると、

「部長・・、私、思ったんですけど・・・」
外川さんが話を遮って言いました。

「おもらしって、物凄く恥ずかしいでしょ・・・。
あ・・当たり前だけど、でも私、実際見るまで甘く見てたって言うか・・。
恥ずかしいて言っても、単におしっこするだけじゃんって・・・。
部活でやる事だから、割り切れるだろうなって・・・。
でも、昨日栞音ちゃんがした時、練習でわざとだって分かってても、
栞音ちゃん、めちゃくちゃ恥ずかしがってたし、私も見ててその・・・」

「何が言いたいの外川?もっと簡潔に話せ」

「だからえっと、『卒演』までの間、部長達だけに
恥ずかしい思いをさせるのは申し訳ないなって・・・・」

「どうしたいのよ?それを早く言ー」

「川名さん」
珠樹は急かす川名さんを諫めました。

「・・・すみません」

「良いよ外川さん、ゆっくりで・・・」
珠樹は外川さんに先を促しました。

「私、一度、部員全員でおもらしを経験した方が良いと思うの。
そうすれば、役者も裏方も一体感が強まるかなって」
外川さんの発言に、部室に残った3年部員全員が驚きました。

「ちょ・・・、それって、俺達男子も?」
主人公の友人役の矢野佑助君が動揺しながら言いました。

「全員だってば、じゃないと意味無いし、もちろん部屋は男女で分けるよ」

「えーーっ」
「マジかよー」
男子の何人かは不満そうな顔をしました。
それを見た外川さんはムッとしました。

「何よその顔!新しいだのなんだの言っておいて、人に押し付けるだけ!?
舞台は皆で作り上げて行くものじゃないの!!」

「別に押し付けてねーよっ!!俺はただ・・」

「喧嘩は止めて!!」
珠樹の一言で言い争いが収まると、次の言葉を発したのは亜理紗でした。

「えっと・・、別にそんな事しなくて良いよ。
演技でやる事なんだから・・・、役者である以上それは私達の仕事なんだし。
申し訳ないとか思う必要ないよ、そんな事言ってたら切りがないし。
裏方は裏方の仕事が有るんだから、そっちをしっかりやって貰った方が」

「そうそう、俺が言いたかったのはそんな感じ、亜理紗ちゃんグッジョブ!!」
矢野君は亜理紗に向かってナイスと言った仕草を見せました。

「うん、私もそう思うな。
裏方さんはおもらしよりも他にやる事があるでしょ」
野口さんも亜理紗の援護射撃をしました。

(良い感じ、ありがとう野口さん・・・)
亜理紗は、このまま外川さんの提案が却下される事を願いました。
さっき意見として言った事も勿論理由の一つですが、それはあくまで建前の理由です。
本音は、もしそんな事になったら、9人もの他人のおもらしを直視する事になり、
とてもじゃないけど耐えられないと思ったからです。

「亜理紗ちゃんと良乃ちゃんが揃ってそう言うなら・・・、良いけど」

(・・・良し)
考え直した外川さんの様子を見て亜理紗はホッとしました。
しかし、そこに思わぬ伏兵が現れました。

「私は外川の意見に賛成。やるべきだと思うぞ、少なくとも一人1回は」
副部長で、裏方の責任者を務める川名さんです。

「昨日の練習、裏方のおもらし後の対応は最悪だったからな。
おしっこに触れるのは嫌だと皆顔にかいてあった、・・・まぁ私もだけどな。
役者じゃないし、おもらしは自分には関係ないって何処かで思ってたんじゃないか?
その辺どう思う、裏方の人?反論できる奴いる??」

「「・・・・・・」」
その言葉に裏方の誰も反論出来ませんでした。

「今の状態じゃ、何処かで必ずひずみが生まれる。
そうなったら裏方の仕事にも影響し兼ねないと思うんだけど」

(ちょ・・・!!川名さん!!!)
亜理紗は慌てました。

「そ・・そんな事無いと思うよ。
それぞれがそれぞれの事をやった方が、スムーズだし。
やんなくて良いよ!!やんなくて」

「なんでそんなに必死なんだ朝野?」

「そそっ、そんな事にゃいし!!
それに、お・・おも・・、・・て、思ってる以上に相当恥ずかしいんだからねっ!!
冷たくて気持ち悪いわ惨めになるわ死にたくなるわ・・・、そんな事皆でわざわざやる事ないよ!!」

「お前は昨日やれてないだろ?やけに知ったような口聞くな??」

(しまっ!!!)
熱くなってつい余計な事を言ってしまいました。
これ以上突っ込まれたら、黒歴史を暴かれる事に成りかねません。

「まぁいい・・・、どのみち決めるのは部長だ」
川名さんは突っ込んで来る事は無く、最終判断を部長の珠樹に委ねました。

(珠樹、私無理だよ、また立ってられなくなっちゃう・・・)

これまでのやり取りをじっと黙って見つめていた珠樹は、一呼吸置いてから言いました。

「やりましょう」

(た・・・珠樹ぃ~~~~っ!!!!)
その一言に亜理紗は顔を真っ青にして項垂れました。
亜理紗以外にも不満そうな顔をした部員が何名かいましたが、
部長の決定なら仕方がないと、皆納得しました。

「外川さん、川名さんの言う事に私も賛成だし、
それに、私や亜理紗、代役の2人にとっても、良いおもらしの練習の場になると思うしね」

「れ・・・練習なんて、他で幾らでも出来るでしょ!!」

「朝野、部長が決めた事だぞ。黙って従え」

「・・・・」
川名さんの言葉に、亜理紗は唇を噛みしめました。



その日の帰り。

「珠樹の鬼!!どうして外川さんの提案OKしたのよ!!私また気が変になっちゃう・・・」
どうしても不満な亜理紗は、横を歩く珠樹に文句を言いました。

「どうしてって・・・、部室で話した通りだけど」
ケロッとした顔をして珠樹は答えます。

「一昨日の読み合わせの時の私を見たでしょ?それなのに・・・」

「それは亜理紗にまだ覚悟が足りてないだけだよ。
言っちゃ悪いけど、ヒロイン役やるって言ってくれた時の方が、全然マシだった」

「な・・なにそれ?何を根拠に!?」

「あの時は、小声だったけど「おもらし」ってちゃんと言えてたよね?
あれから幾らも経ってないのに、亜理紗、また言えなくなってるよ」

「・・・そ・・・そんな事」
珠樹に指摘された亜理紗は、とっさに顔を背けました。

「じゃあ言ってみて」

「い・・嫌よ、何で意味も無くそんな事言わなくちゃー」

「おもらし」

「!?」
珠樹のいきなりの声に、亜理紗は思わず歩みを止めて固まりました。

「はい次、亜理紗の番」

「・・・・・」
珠樹に振られた亜理紗は、嫌々ながらもその言葉を口にしようとしました。

「お・・・、お・・・、お・・・も・・・」

「お・も・ら・しっ!頑張れ亜理紗!!」

「お・・も・・・、う・・・」

「亜理紗?」

「う・・・うぅ・・・」
気付けば亜理紗は目に涙を溜めていました。

「ちょ・・ちょっと!!亜理紗!?」

「ごめん、言おうとすると、あの日の事が頭を過って・・・、苦しくなって・・・」
苦しそうな顔をする亜理紗に、珠樹は「もう良いよ」と言って肩に手を乗せました。

「亜理紗はまず、おもらしに目を向けられるようになる所からだね」
そう言うと珠樹は鞄から少し大きめの巾着袋を取り出して、亜理紗に渡しました。

「なにコレ?・・・って、いやぁ!!!!」
袋の中身を目にした亜理紗は、顔を真っ赤にして驚きました。
そこに入っていたのは、数枚のおもらし系DVDだったのです。

「実はさっき、野口さんから亜理紗に渡しておいてって言われててね。
野口さんが言うには、おもらしから目を背けない事、それが出来るようになるまで繰り返し見るようにだって」

「い・・嫌よそんなの!!第一こんなの見てる所、親にバレたら・・・」

「バレないように見れば良いじゃん、どうとでもなるでしょそんな事」

「な・・・ならない、ならないってばっ!!」

「頑張るって決めたんでしょ!!亜理紗ちゃんっ!!」

「わ・・・わかったわよ!!み・・見るわよ。見れば良いんでしょ、見れば!!」
涙ぐむ珠樹に根負けした亜理紗は、嫌々ながら承諾しました。

「そうだよ、見れば良いんだよ亜理紗っ!!」

それから皆でおもらしする予定の日までの数日間、
亜理紗は自室にいる時間の殆どを、渡されたDVDを見て過ごしました。
やはり最初は目を背けたり、見ている内に気分が悪くなったりしましたが、
繰り返し見て行く内に、平常心でいられる時間が徐々に長くなって行きました。



12月に入って、いよいよ皆でおもらしする日になりました。
放課後、通常の活動を終えた3年の演劇部員達は、
おもらしで汚しても良い服装を各自で準備して旧校舎に集まりました。

「それじゃあ、男子は1階の教室、女子は3階の教室でそれぞれ行います」
珠樹の指示の元、まずは1階の一室に男子5人が入りました。

「分かってると思うが、絶対上に上がって来るなよ」
川名さんが男子に釘を指すと、女子10人は3階の一室へと向かいました。

部屋につくと、まずは各自制服を脱いで持参した服に着替えました。
その後1リットル入りのペットボトルのお茶を全員一気飲みして、時が来るのを待ちました。
お茶を飲んでから1時間半が過ぎた頃、
円を描くように立ち並んだ彼女達に、一人、また一人と尿意が襲って来たのです。



(大分したくなって来た・・・)
亜理紗のおもらし予定時刻まで、残り20分。
スポーツウェアに身を包んだ亜理紗は、時々股間に手を添えて尿意を抑えます。

その一方で、いよいよ限界が近い海老原さん、外川さん、川名さんの3人は、
最早話す余裕すらなく、ひたすらに激しさを増す尿意に耐えていました。
最初の一人にはなりたくない・・・。
3人はその思いを胸に必死になって尿意と戦いました。

亜理紗のおもらし予定時刻まで、残り15分。

「も・・もう、無理、もれ・・・るぅ~~・・・」
3人の熾烈な我慢合戦に、遂に終止符が打たれました。

シュウウウウウウウウウウウウウウウ~~~~~
パシャパシャパシャパシャパシャ~~~~・・・
一人の女の子の足元に、黄金色の液体があっという間に広がって行きました。

「あ・・・、ああっ・・・んっ!」
本日、10人中1番乗りでおもらしして、
これまで感じた事のない感触に、慌てふためき、
恥ずかしさと開放感に満ち溢れた不思議な表情を浮かべている少女の名は・・・。

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副部長の川名美和。

「あ・・、あんっ・・、いやぁ、見ないでぇ・・・」
一番最初におもらししてしまったのがショックなのか、
川名さんはスカートの前をびしょびしょにしながら、今にも泣きそうでした。

「あ・・あはは、足冷たぁ・・・、こりゃ、かなりきついわね・・・」
濡れたスカートを握りしめ、恥ずかしそうに水溜りの上に佇むその様子は、
いつものサバサバしたイメージからかけ離れていてとても色っぽく感じました。

(川名さん、か・・可愛い・・・)
亜理紗は川名さんのおもらしの一部始終を、目を背ける事無く見続ける事が出来ました。

「・・はぁ~」

「・・・ほっ」
おもらし一番乗りを免れた海老原さん、外川さんは安堵の息を吐きました。

「美和ちゃん、いつもそれ位しおらしくしてれば、男子がほっとかないのに」

「さ・・・佐藤、それどー言う意味よ!!」
佐藤さんの言葉に反応して足を動かすと、足元の水溜りが小さく波打ちます。

「副部長、気持ち悪いだろうけど、そのまま待機でお願いね。
後片付けは10人全員のおもらしが終わった後に一斉にやるから」

「分かってるよ」
野口さんの言葉に川名さんはつまらなそうに答えました。



亜理紗のおもらし予定時刻まで、残り10分。

「野口、時間だ」
現在ただ一人、おしっこの上に立っている川名さんが指示を出します。

「はい」
今日に備えて、さらなる特訓を重ねた野口さんは、
まだ余裕のある膀胱の、おしっこを止める力を徐々に緩めて行きました。

「・・・んぅ」

しょぱ・・・ぱぱぱぱぱぱ・・・・
ぽとぽとぽとぽとぽと・・・・・

チビチビとではありますが、野口さんの足の間から薄黄色の液体が床に落ちて行きました。

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ジョオオオオオオオオオオオオ~~~~~・・・・
ビチャビチャビチャビチャビチャ・・・・・

「「!?」」
皆が野口さんのおもらしに注目している時、突然別の所からも、
女の子のおもらしの音が聞こえて来ました。

「ううぅ~~~、出ちゃったぁ~~~」
音の発生元は海老原さんでした。
脚を大きく広げて、幼稚園児のような格好でおもらししてしまいました。

「うわ・・ちょっ!!何この量!!マジやだぁ、見ないで!!見ないで!!!」
海老原さんの水溜りは、川名さんと野口さんのを合わせてもお釣りが来る位でした。
水溜りと言うか、最早、海です。

「そうっ、それよ!!勢いとしてはそれ位のおもらしが理想ね」
おもらしを続けながら、野口さんが海老原さんを見て言いました。

「やめてよ良乃っ!!ああんもう、超最悪~っ!!!」

それから、珠樹がおもらしをする予定の5分間で、
増岡さん、九里さんの2人が足元に水溜りを作ってしまいました。
残りは半分です。

or023.jpg
「う・・うわぁああん、うわぁ~~~~ん・・・」
九里さんは余りの恥ずかしさに耐えきれず、水溜りの上に座り込んで子供のように大泣きしてしまいました。

「泣くなよ、皆でしてる事だろ?恥ずかしいのはわかるけど・・・」

「九里さん、その格好じゃどんどん濡れちゃうからさ、取りあえず立とう・・ね。もう少しで終わるから」
珠樹と川名さんの慰めで、何とか泣き止んだ九里さんはゆっくりと立ち上がりました。

バチャン・・・ッ!!
その拍子に、服に溜まったおしっこが一気に水溜りの中に落ちて、周りに飛び散りました。

「ご・・ごめんなさい・・・・」
九里さんは、隣にいた増岡さんと池上さんに、飛び散ったおしっこが掛かってしまった事を謝りました。
既にもらしている増岡さんは、「気にしないで」と返しましたが、
池上さんは、我慢に必死でそれどころではない様子です。



「時間だね、それじゃあ今からするから、亜理紗、ちゃんと見ててね」
珠樹は亜理紗の方を向いてウィンクをして見せました。

「わかってる、だ・・・大丈夫よ、早くやっちゃってくれる」
ここまで5人のおもらしを見た亜理紗は、若干精神的疲労が出てきていました。
でも、ここでへこたれる訳にはいかないと、必死に気持ちを奮い立たせます。

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プシュウウウウウウウウウウウウゥゥゥゥ~~~~~~
ピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャピチャ・・・・

宣言から2分が過ぎて、ようやく珠樹の股間からおしっこが吹き出しました。
スカートとニーソックスを綺麗に染めあげたおしっこは、珠樹の足元に静かに広がって行きました。

「はぁ~~、やっと出た、ごめん上手く行かなくて・・・」
おもらしを終えた珠樹は、下を向いて前髪を弄りながら言いました。

「亜理紗、ちゃんと見てくれた?」

「・・・み・・・見たよ、珠樹の恥ずかしい姿」
この前のトイレの時は、ドアの壁に阻まれて足元しか見えませんでした。
でも今回は、手で押さえたスカートの前がおしっこで染みになっていく様子、
おしっこが足を流れて行く様子、足元に水溜りが広がる様子、
そして、水溜りが広がるのを恥ずかしそうに見つめる表情まで、
珠樹のおもらしの全てをしっかりと見る事が出来ました。

「今度は私が見る番だね」
珠樹と亜理紗が話していると。

しゃあああああああああああああ~~~・・・・
しょろろろろろろろろろろろろろ~~~・・・・
2人分のおもらしの音がほぼ同時に響き渡りました。
音の主は、佐藤さんと池上さんでした。

「ご・・・ごめんなさい私、まだ時間じゃないのに・・・」
佐藤さんは両手で口元を隠しながら謝りました。

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「あはは・・・、わざととは言え結構恥ずかしいね・・・」
池上さんは水溜りの上で照れ笑いを浮かべました。

残るは、亜理紗と外川さんの2人です。



「朝野、時間だ」
亜理紗がおもらしをする時間が来ると、川名さんが言います。

「・・・う、うん」

「亜理紗、頑張れ!」
おしっこまみれの珠樹がエールを送りました。

(大丈夫・・・、落ち着け、皆の失敗を見ても大丈夫だったんだ、やれる・・・やれるわ・・・!!)

「・・・んっ!!」
亜理紗はおしっこの出口の力を抜きます。

「・・・あれ?」
でも、おしっこは出てきてはくれませんでした。

「出ない!?な・・何で・・・」
限界ではありませんでしたが、おしっこは間違いなく溜まっています。
なのに、トイレでする時のように出せません。

「限界でもないのにパンツ穿いたまま出しちゃうって言うイレギュラーに
体が拒否反応を起こしてるの、トイレでも無い所だし尚更ね」
2分を過ぎてももらせずにいる亜理紗に、野口さんが丁寧に説明してくれました。

「でも、珠樹は出来たのに・・・」

「私は、家で何度か練習したから・・・。お・・お風呂とかで」

「そう・・・なんだ・・・」

「その辺のリミッターを解除するのが結構大変だけど、まぁ慣れだから。
朝野さんには慣れて貰わないと困るし、・・・佐藤さんも」

「慣れって言ったってぇ・・・」
野口さんは簡単に言いますが、それをその場で習得するのはどう考えても無理そうです。

「とにかく落ち着いて、余計な力を抜いて・・、そうすれば出せるよ」

「・・や・・やってみる」
野口さんのアドバイスに従って、亜理紗は体の力を抜きました。

すると・・・。

ジュッ

僅かですが、パンツにおしっこが広がる感触がしました。

(!?)
その瞬間、中学で失敗した時のあの感触が蘇って来ました。

ジュワァァ~~・・・

暫くすると、おしっこはパンツを突き抜けて、ズボンを染め始めました。
一部のおしっこは、足の間から直接床に落ちて行きます。

ポトポト・・・

「あ・・・あああああっ!!!」
足の間から落ちる自分のおしっこを見た瞬間、亜理紗は叫び声を上げました。

自分を中心に広がる恥ずかしい水溜り。
びしょびしょの制服姿で先生に連れられ体育館を去る様子、それを見て嘲笑う周りの生徒達。
保健室での恥ずかしいお着替え。手渡されるみっともないお土産袋。
お土産袋を見て呆れ顔の母親。翌日のバレー部員たちの冷たい態度。

亜理紗の脳裏に、これら中学時代の屈辱的な記憶が津波のように押し寄せて来たのです。

「いやぁ~~~、何で!!なんでぇ~~~!!!
う・・うわぁああああ~~~っ!!!」

おもらしを続けながら、亜理紗は泣き叫びました。

「亜理紗っ!!!」
心配した珠樹は亜理紗に抱きついて背中をさすりました。

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「大丈夫、落ち着いて・・・。私がついてるから・・・」

「珠樹・・・、あ・・・、わ・・私・・・ううっ・・」

「よしよし・・・」
その後、何とか亜理紗は落ち着きを取り戻しました。

「泣くなよ・・ったく、先が思いやられるな・・・・」
川名さんに呆れられてしまいましたが、何とか亜理紗はおもらしをする事が出来ました。



さて、残る一人は・・・・・。

「言い出しっぺが最後まで残るとか・・・・」

「なんだかねー」

「そ・・・そんな事言ったってぇ~~~・・・」
既におもらしを終えた部員からの冷やかしの声を受けながら、必死に尿意に耐えているのは、
この全員おもらしの提案者、外川さんです。

「外川さん、皆待ってるからそろそろ・・・」
珠樹が困った様子を見せます。
室内はアンモニアの臭いが漂い始め、
最初にもらした子達は体を震わせてとても辛そうにしています。

「出したいけど・・・、でも、出そうと思っても出ないんだもん・・・」
外川さんは苦悶の表情を浮かべて言いました。

「お前、最初にもう駄目とか言ってたくせに・・・、どんだけ我慢強いんだよ・・・」
川名さんがため息交じりに呟きます。

「うう~、だってだってぇ~~・・・」

「うーーん、それじゃあトイレ行こう、普通にする時みたいにすれば出やすいかも。それでも良いですか、部長?」
野口さんがそう提案し、珠樹に確認を取りました。

「良いよ、後始末もしないといけないし」
珠樹の許可を受けて、外川さんは野口さんに連れられてトイレに向かいました。

・・・・・。

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「皆、お待たせ~・・」
5分程して、外川さんはジーンズをぐっしょり濡らした姿で戻って来ました。

こうして、3年女子部員10人全員のおもらしが終わりました。



「それじゃあ、次は後始末ね。水溜りは自分のじゃなくて隣の人のを拭く事。
お着替えも自分でしたら駄目だよ、これも隣の人にやって貰うようにね」
珠樹の指示で各々が後始末に入りました。
ですが、人の水溜りを拭くようにとは言っても、
実際には床のおしっこは、時間の経過と共に広範囲に広がって混ざり合い、誰のともつかない状態になっていました。
なのでとにかく皆、目に映るおしっこを持参した雑巾で綺麗に拭いて行きました。
おもらしをしたことでおしっこに対する抵抗が薄れたのか、誰も嫌な顔をすることなく完了しました。

「良し・・・」
川名さんは手ごたえを感じているようでした。

続いてお着替え。

「亜理紗、ズボン下ろすよ・・・」

「うん・・・」
亜理紗は珠樹にお着替えをして貰いました。

下半身が露わになった時、再び中学時代の記憶が蘇って苦しくなりましたが、何とか耐えきりました。
全員が制服に着替え終えると、外川さん提案のおもらし会は無事終了しました。



「男子ー、終わったー?」
1階の男子の居る教室を覗くと、制服姿の3年男子部員5人が、しゃがみ込んでだらけていました。

「え・・・?ああ、遅いじゃねーか、待ちくたびれちゃったぜ」
矢野君が立ち上がると、ズボンのお尻を軽く叩きました。

「それじゃ帰ろう」
続いて、主人公役の星野君も立ち上がります。

「ごめんごめん、女子は人数多いし、なかなか上手く行かない子もいてね・・・。そっちはいつ終わったの?」

「え・・と・・・」

「・・・?」
珠樹の問いに、5人の男子はお互い顔を見合わせてバツが悪そうな顔をしました。

「怪しい・・・」
腰に手を当てて、そう言ったのは川名さんです。

「「!?」」

「お前等、本当にしたんだろーな?床に拭いた後もないし・・・」

「それは、ずいぶん時間が経ったから・・・、なぁ、皆?」
そう答える星野君ですが、明らかに目が泳いでいました。

「そうか・・、なら持って来た服見せろ、ちゃんともらしたなら濡れてるはずだ」
川名さんは左手を突き出して、証拠を見せろと言う仕草をしました。
すると・・・。

「・・・あっ、そうか!?やべっ!!」
星野君が思わず口を滑らしてしまいました。

「おいっ!!星野!!!」
矢野君が慌てますが、時既に遅し・・・。

「もしかして男子、やってないの!?も~~っ、何してるのよ!!」
珠樹は苛立ちました。

「す・・・すみません」
頭を下げて謝る星野君。

「・・・てか、女子スゲーな・・・、マジでやったのかよ」
「やっぱ覗きに行くべきだったな・・・、勿体ね~・・・」

「馬鹿な事言ってる場合か!!なんだよやってねーって!!ふざけるのも大概にしろっ!!」

「「・・・・」」
川名さんが怒り出すと、男子達は何も言えずに下を向きました。

「・・・しょうがない、今からやるぞ」
川名さんは、一つ大きなため息を付いた後言いました。

「え・・?今から!?」

「廊下に出て待ってやるから早く着替えろ。全員もらすまで私が見ててやる・・・」

「ええええ~~~っ!!!」
「み・・見てるって」

「そうでもしないと真面目にやらないだろ」

「軽くいじめじゃね?何で川名が見てる前で・・・」
矢野君が愚痴った直後。

「あ、私も見ててあげるよ、慣れないとおもらしは難しいしね」
野口さんが、川名さんと共に男子の見張りに名乗りを上げました。

すると・・・。

「おおお~~っ!!」
「マジすか良乃ちゃん!!」
「・・・なんか頑張れる気がする」

男子のテンションが一気に上がりました。

「亜理紗ちゃんも居てくれればもっと頑張れるかも、俺」
「うんうん・・・」
「副部長の代わりに是非・・・」

「あ・・・あはは」
調子づく男子に亜理紗は複雑な表情を浮かべました。

「お前等・・・、マジでシバく!!!」
結局、川名さん野口さんに珠樹を加えた3人で男子を見張る事になりました。
残りの女子たちは、その場で解散となりました。



「佐藤さん!!」
解散後、昇降口で亜理紗は佐藤さんに声を掛けました。
どうしても言っておきたい事があったのです。

「亜理紗ちゃん、どうしたの?」

「あのね、その・・・、私、佐藤さんに謝らないといけない事があって・・・」
濡れた服の詰まった鞄を手に亜理紗は言います。
亜理紗の方に体を向けた佐藤さんは「え?何??」っと首を傾げました。

「もともとは佐藤さんがライバル役だったのに、私の我儘で変えちゃったから。
代役に代わった上におもらしの練習までする事になっちゃったし・・・」

「・・・・」

「ごめんなさい」
亜理紗は頭を下げました。

「そんな事気にしてたの、私全然気にしてないから平気だよ」

「え・・・」
亜理紗が顔を上げると佐藤さんは顎に手を当てて続けます。

「ごめん、全然って言うのは嘘、変更になった直後は少しガッカリしたけど・・・。
でも、その方がより舞台が良いものになるって皆で決めた事だから、気持ち切り替えて頑張ろうって思ったんだ」

「でも、佐藤さん・・、おもらしは・・・」

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「まぁ、おもらしする事になるとは思わなかったけど、それも私に与えられた役割だもん、頑張るよ!!」
佐藤さんは小さくガッツポーズをして見せました。

「亜理紗ちゃんは、私の事なんか気にしないで良いから、しっかりおもらし出来るように頑張ってよね」

「う・・・うん、頑張るよ、おもらし・・・」

「って、私もだけどね、我慢が足りないって良乃ちゃんに怒られちゃった」
佐藤さんは悪戯っぽく舌を出して言いました。

「それじゃあ、一緒に帰ろうか?」

「うん、良いよ」
佐藤さんに誘われて、亜理紗は途中まで一緒に帰りました。

・・・・・・。

「じゃあね亜理紗ちゃん」

「うん、バイバイ」
佐藤さんに手を振って別れた直後、亜理紗はふと思いました。

(私、『おもらし』って・・・、普通に言えてる・・・)

亜理紗の心に少しずつ変化が生まれ始めていました。

続く。
  1. 2017/04/02(日) 20:54:57|
  2. 長編ストーリー
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Happy Birthday 小鹿ちゃん

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3月1日は、小鹿ちゃんの誕生日です。
おめでとう小鹿ちゃん。
これからも、莉穂ちゃんのお世話をよろしく(アレww)

プレゼントは、初めは新しいベットにしようと思ったけど、
莉穂ちゃんのおねしょが染み込んだベットは、寧ろ手放さないかもと思ったので、マフラーにしました。
まだ寒いから良いよね。
香織ちゃんと莉穂ちゃんの手作りです。(9割香織ちゃんですが)
2枚目は、長く作り過ぎてしまったので小鹿ちゃんの部屋で3人で巻いてみましたの図です。
小鹿ちゃんと莉穂ちゃんは、学校でおもらしして来たみたいです(^^;



誕生日更新2連続になってしまいました。
これは避けたいところでしたが、本当にすみません。
リクエスト頂いている加治さんのお話は、現在鋭意制作中です。
次の土曜か日曜には上げられると思いますので、もう暫くお待ちください。

前回の日記に拍手を頂きました。
ありがとうございます。
  1. 2017/03/01(水) 00:27:20|
  2. 誕生日
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Happy Birthday 笙湖ちゃん

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こんにちは、2月22日は笙湖ちゃんの誕生日です。

おめでとう、笙湖ちゃん!!
これからも、当ブログのセンターとして、沢山のおもらしとおねしょでの活躍に期待しているよ。
プレゼントの中身は、可愛いおねしょシートです。
オムツ当てない笙湖ちゃんも、これで安心w??

絵は、繋ぎを失敗しましたね・・・(^^;

次回の誕生日は、3月1日の小鹿ちゃん。
間隔があんまりない!!(><;@)

前回の日記に拍手を頂きました。
ありがとうございます。
  1. 2017/02/22(水) 00:03:41|
  2. 誕生日
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overwrite~第3話~

こんばんは、一ヶ月以上間が空いてしまいましたが、
『overwrite~第3話~』をお送りします。
今回は、決して得意では無い我慢描写を頑張りました。
ちょっと長いですが、読んで頂ければ嬉しいです。
今後もこの位のスパン(大体一ヶ月に一度)でやって行こうと思います。
後半分位です。・・・あくまで現段階の構想上は・・・(^^;
次回は、絵中心の短いものを、と考えています。

前回の日記に拍手を頂きました。
ありがとうございます。

それでは、本編をどうぞ。




前回までのあらすじ。

珠樹が亜理紗におもらしをさせようとしていた理由は、
舞台でおもらしをする事で、過去のおもらしの苦い記憶を上書きする為でした。
それを知った亜理紗は、そんな理由でおもらししたくないと拒否。
次の打ち合わせまでに亜理紗がOKしないと、舞台は別の演目に変更になってしまいます。
期日が迫る中、珠樹は亜理紗を説得しますが、亜理紗の気持ちは変わりません。
そして運命の打ち合わせの日。
焦る珠樹は、3日前の亜理紗との会話を思い出し、ある行動に出たのでした。



「おはよう」
教室に入って亜理紗が挨拶をすると、

「朝野さんおはよう」
「おはー」
「おはようー」
仲の良いクラスメイト達が返事を返しました。
奥の方を見ると既に珠樹も来ていました。
机に向かって、何やらペンを走らせています。

「おはよう珠樹」
珠樹に挨拶をした亜理紗でしたが、

「・・・おはよう」
珠樹は机に目を向けたまま素っ気ない返事を返しただけでした。

「・・・?」
その態度に、亜理紗はアレ?と言う顔をしました。

(てっきり猛烈な勢いで迫って来るかと思ってたんだけど・・・、
なんか拍子抜けね、流石に諦めてくれたのかな・・・?)
それならそれで良かったと思い、
亜理紗は、先程挨拶を交わした仲良しグループの方に向かいました。

「朝野さん、渡辺さんと何かあった?なんか近頃仲悪いよね?」
さっきのやり取りを見て心配した、グループの1人の子が言いました。

「え・・別に、そんな事ないけど・・・」

「嘘バレバレ~、『卒演』絡みっしょ?亜理紗は看板女優なんだから、
ちゃんと珠樹を支えてあげないとだめじゃん」

「あはは・・・、そうっすよねぇ・・」
別の子のダメ出しに、亜理紗は苦笑いを浮かべるしかありませんでした。

(私だってそのつもりだったわよ。
でも、私の人生最大のトラウマである、お・・・、アレを、
舞台上でやれだなんて言われたら・・・、支えようなんて思える訳ないじゃん!!)

「・・・はぁあ!!・・・っ!!」
ギュッ!!!

生徒が続々登校してきて、教室がざわつく朝のHR直前の時間。
机に向かってペンを走らせる一人の少女が、そっと左手で股間を抑えた事に、誰も気が付きませんでした。



1時間目、現国の授業中。

「それじゃあ次、渡辺さん。ここから次の段落まで読んでくれる」

「・・・はい」
先生に指された珠樹は、教科書を手に立ち上がりましたが・・・。

ブルッ!!

「あっ・・んっ」
その時、ほんの一瞬、珠樹は小さくそう呟きながら、
さりげなく机の側面に股間を押し当てるような仕草をしました。

(・・・?)
その後、珠樹は普通に朗読をこなして席に着きましたが。
その様子を見た亜理紗は、何か変だなと思いました。
・・・と言うより、思い当たる事は一つしかありませんでした。

(トイレだよね・・・)

チャイムが鳴り、クラスメイトの数人が席を立って教室から姿を消す中、
亜理紗は珠樹の様子を見ますが、席を立つ素振りを見せません。

(・・・気のせいかしら??)
珠樹の事が気になりつつも、亜理紗は自分の尿意を解消しにトイレに向かいました。



2時間目、世界史の授業中。

「え~、丁度その頃、フランスでは~・・・」
板書をノートに書き写す作業をこなしつつ、亜理紗は、珠樹の様子を確認しました。
珠樹は凄く小さな動きで、時々腰を浮かせたり、太ももをすり合わせたり、
スカートのポケット越しに、手を股間にもって行ったりしていました。
流石にもう疑う余地はありません。

(やっぱり珠樹、おしっこ我慢してる。
でも・・・、だったら何で、さっきの休み時間にトイレに行かなかったの?)
さっきまでは我慢出来ると思ったのかも知れませんが、今は、かなり切羽詰まっているように見えます。
しかも次の授業は2組合同の体育、もし次の休み時間でもトイレに行かなかったら・・・。
下手をすると最悪の結果になる恐れも十分に考えられます。



2時間目終了後。

亜理紗は着替え一式を片手に、席に座る珠樹の元に向かいました。

「珠樹、行くよ」

「え・・!?、うん、ちょっと待って・・・」
珠樹は着替えを持つと席を立って、亜理紗と共に教室を出ました。

体育の授業では、男子は女子の居なくなった教室内で着替えをするのですが、
女子には、ちゃんと更衣室が用意されているので、そこで着替える事になっているのです。
昨日までとの態度の違いや、謎のおしっこ我慢に疑問を感じた亜理紗は、
並んで歩きながら、珠樹に問いかける事にしました。

「昨日まで散々、LINEやらなんやらでヒロインやれやれって五月蠅かったのに、
今日は一体どうしたのよ?期日だったから身構えてたのに、なんか拍子抜けだわ」

「・・・・」

「まぁ、諦めてくれたのなら、それはそれで良いんだけど・・・」

「・・・・っん」
モジモジ・・・・。

そうしている内に、女子トイレの前まできました。
そこで亜理紗は、並んで歩く流れで珠樹と共にトイレに入ろうとしました。

ですが。

「ちょっと、亜理紗、何?!」
ドアを目の前にして珠樹は立ち止まりました。

「何って・・・、さっきから珠樹、トイレ我慢してるでしょ?」
怪訝そうな顔をする亜理紗に、珠樹は、

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「してない、入るなら亜理紗一人で入って」
そう言って、走って先に行ってしまいました。

「ちょっと、珠樹!!!」
亜理紗は慌てて呼びかけますが、もう姿はありませんでした。
でもこれで確信が持てました。

珠樹はわざと、おしっこを我慢し続けていると。
でも、亜理紗は、何で珠樹がそんな事をしているのか分かりませんでした。

(誰かに脅されてるとか?そういう趣向の変態男子に・・・!?)
そんな的外れな事も考えてはみましたが、
タイミング的に、恐らく原因は、自分にある確率が高いと亜理紗は考えました。

(私がヒロインを拒み続けてるから・・・?
でも、それがどうして、トイレに行かずに我慢を続ける事に結び付くの???)
更衣室に入ると、そこに珠樹の姿はありませんでした。
さっさと着替えてグラウンドに行ってしまったみたいです。

(そんな事してたって、最終的に珠樹がお・・、おも・・、ら・・・、
するだけじゃない・・、一体何考えてるのよ、珠樹・・・)



3時間目、体育の授業中。

「あ・・・っ!!・・・くぅっ!!」
授業の中盤に差し掛かると、珠樹の尿意は益々強くなった来たようで、
時折、かなりつらそうな表情をするようになりました。

(ちょっと・・・、本当に、も・・・、しちゃうわよ!!)
亜理紗は気が気ではありませんでした。

授業終盤、

「よーし最後にトラック5週なー、運動部の奴らは6週ー、終わったら終わりでいいぞー」
体育の若い女の先生は、サバサバとした口調で言いました。

「えー」
「何それー!?」
「人種差別反対ーっ!!」
運動部員から不満の声が上がる中、問答無用でランニングがスタートしました。

・・・・・・。

「はぁ・・はぁ・・・」

(クソ・・・、やっぱり現役には敵わないか・・・)
亜理紗は、運動部のキャプテンクラスとほぼ変わらないペースで6週を走り終えました。
演劇部員なので5週で良いのですが、そこは元バレー部キャプテンの意地でしょうか・・・。

殆ど息も切らしてない亜理紗は、未だにトラックをトボトボと走る珠樹を、心配そうに見つめました。
球技はいつも補欠、それどころか、キャッチボールもまともに出来ない程、運動音痴な珠樹。
当然走るのも苦手で、クラスで一番ふくよかな体の子と最下位を争っていました。
おしっこ我慢もしている珠樹は、余計つらそうに見えます。

(やばそうになったら、問答無用でトイレに連れ込むわ)
亜理紗は、トラックから少し離れた位置に立って珠樹を見守りました。
場合によっては、お姫様抱っこも辞さない覚悟は出来ています(笑)

暫くすると、5週を走り終えた直後で、
ぜぇぜぇ息を切らしたある人物が、亜理紗の方に歩み寄って来ました。

「はぁはぁ・・・、キツイ・・・、朝野さん、流石元運動部ね・・・・」
それは、亜理紗と同じ演劇部の2枚看板女優の一人、野口さんでした。
となりのクラスの野口さんとは、体育の授業は一緒になるのです。

「全然よ・・・、相川さんや、沢口さんにはいつも勝てないし・・・」

「そりゃあ・・・、あっちは陸上部と女バスのエースだもん・・・」
無理もないよと野口さんは苦笑いを浮かべました。

「教室戻らないの?」
野口さんの問いに、亜理紗は「うん・・・ちょっとね・・・」と
珠樹に視線を向けたまま曖昧な返事を返しました。

「・・・部長を待ってるの?」
野口さんは、亜理紗が珠樹の事を目で追っている事に直ぐに気が付きました。

「え・・、まぁね」

「友達思いだねぇ~」
言いながら野口さんは、走った事で乱れた髪の毛を両手で整えました。

(・・・丁度いいわ)
亜理紗は珠樹の行動に関する疑問を、野口さんに尋ねてみようと思いました。

「ねぇ、野口さん」

「何?」

「今走ってる珠樹を見てさ、どう思う?」

「え・・・?遅い」
ガクッ!!!
野口さんの返答が余りに的外れで、亜理紗は大げさにコケる仕草をしました。

「あっ上手い上手い!!でもあざとさが前面に出過ぎって言うか、もう少しこう・・」

「今は部活じゃないから、そう言うのいらない・・・」
野口さんの熱血演技指導が始まりそうなので、亜理紗は慌ててそれを止めました。

「ごめんつい・・・」
軽く謝ると野口さんは続けました。

「なら、おしっこ我慢の事?見た感じ、大分切羽詰まってるね。
このままじゃおもらしするかも・・・。もって後、1時間か2時間位?」

「野口さん、もしかして直ぐ気が付いてた!?」
野口さんの鮮やかな返答振りに、亜理紗は驚きました。

「うん、まぁ・・。おもらしについて、少しずつ研究始めたから。割と敏感かも・・」
おもらしについて研究などと言う、一般人が聞いたら、間違いなくドン引きするようなフレーズを、
野口さんは恥ずかしげもなく平然と言い放ちました。

「それって・・・」

「朝野さんに何かあったら、代役は私だもん・・・、不測の事態に備えるのは当然よ」
野口さんの演技に掛ける姿勢は並大抵ではありません。
前回の文化祭での某国の姫君役の時も、
姫君に関する書物、資料を片っ端から読み漁るのは当たり前で、
その他にも、姫君が登場する映画や舞台を何種類も、何百回も繰り返し見て研究し、
終いには実費で、物語の舞台の現地まで赴き、取材を行ったりする程なのです。
演技に関しては一切の妥協を許さない・・・、それが野口さんと言う人です。
演じる役の人の事を、ちょっと図書館で調べるくらいの事しかやらない亜理紗とは、まるで違います。

or012.jpg
「台本貰って帰った日に、とりあえずネットでおもらしの事色々調べて・・・。
次の日は、実際学校で限界までおしっこ我慢してみて・・・。
帰りに寄り道して、おもらしがテーマの本とかDVDとか買って研究して・・・。
あ・・、あと実際にもらしてみないとって思って、真夜中の公園で一度おもらししてみた」

「・・・・」
亜理紗は言葉が出ませんでした。

「昨日は紙オムツ穿いて学校来て、ずっと我慢してたら・・・。
最終的に部活中に我慢できなくて・・・。もらしちゃった・・・、えへっ」
野口さんは、頬を赤く染めて悪戯っぽく舌を出しました。

「嘘でしょ!?全然気が付かなかった・・・」
驚く亜理紗に、野口さんは「それなら良かった」とホッとした顔を浮かべました。

「男子にバレちゃったら、研究とは言え流石に恥ずかしいもん・・・。まぁ、女子でも恥ずかしいけど・・」

「えっとさ、所詮代役でしょ?何でそこまで・・・、私が降りれば別の脚本って、珠樹言ってたし・・・」

「ああ・・、それなんだけど・・・。
私ね、あの台本何度も読んでる内に、朝野さんが降りても、
そのまま私が同じ脚本でヒロインやりたいって思って来ちゃってね」

「そうなんだ・・・」
(自分から進んでお・・、したいだなんて・・・・)

「だから台本を貰った次の日から、ずっと部長と交渉してるの。
部長も私がしつこいもんだから、だいぶ折れて来てる感じ・・」

「そんな事までしてたんだ・・・」

「私がもしヒロインやる事になったら、最高の演技(おもらし)をお客様に見せたいしね、これ位当たり前だよ」

「・・・なるほどね」
いかにも野口さんらしい・・・と、亜理紗は思いました。

「まぁ、あの脚本の本来のヒロインは朝野さんなんだから、朝野さんがやるべきだと、私は思うけどね」
野口さんは亜理紗を流し目で見ながら言いました。

「・・・それはそれとして、珠樹だけどさ」
野口さんの問いには答えずに亜理紗は言いました。

「野口さんが言ったように、おしっこ我慢してるのよ。しかも朝からずっと」

「ふ~ん・・・、忙しかったの?」

「わざとよ」
亜理紗は、野口さんの問いに若干苛立ちを込めて言いました。

「・・・え?何で?って言うより、何でわざとってわかるの?」

「さっきの休み時間に、一緒にトイレに入ろうとしたら、珠樹のやつ
したくないって言って逃げたのよ、2時間目からずっとモジモジしてたのに・・・」

「ふ~ん、変なの~・・」
野口さんはそう言うと、未だに最下位争いを続けながら走る珠樹を見つめました。

「あれじゃない?私と同じで研究の一環で・・・」

「それは違うと思う・・・」
そこまでやるのはあんた位だよ・・・。
と言う言葉を亜理紗は必死で飲み込みました。

「たぶん、私に原因があるんだと思うの。
私がヒロインを拒み続けてるから・・・」

「そうなの????」
野口さんは首を傾げました。

「タイミング的にそうとしか考えられないっ!!」
語気を強めて言う亜理紗ですが。
野口さんは怯む事なく言いました。

「タイミングねぇ・・・。まぁ、仮にそうだとしてだよ、
それと、部長のおしっこ我慢がどう結びつくの?」
亜理紗の話を聞いた野口さんも、行きつく疑問は同じでした。

「それが分からないから悩んでるの、ねぇ、野口さんはどう思う?」
懇願する亜理紗に対し、善人の塊と称される野口さんは、
「仕方無いなぁ・・」と言って、一緒に考えてあげる事にしました。

暫くの間、亜理紗と共に走り続ける珠樹を眺めていた野口さんですが、

「もしかしたらだけど・・」
と、亜理紗の方を向いて問かけました。

「朝野さんは、おもらしをしたくないからヒロイン降りたいんだよね?」

「そうよ」

「どうして、おもらししたくないの?」
野口さんの質問に、亜理紗は、突然額を銃で打ち抜かれたかのような衝撃を受けました。

「そ・・・れは」
亜理紗は物凄く後悔しました。
ちょっと相談に乗って貰おうとしただけなのに、
絶対人に言いたくない事を言わなきゃならない流れになるなんて・・・。

「え・・と、あ・・」

「言いづらい?」

「・・・う・・、まぁ・・その」
亜理紗の慌てた様子を見て、野口さんは何かを悟ったかのような顔をしました。

「じゃあいいよ、分かったから、部長が考えてる事」

「ほ・・・本当?」
亜理紗は、早く教えてと言わんばかりに野口さんに迫りました。

「部長はさ、朝野さんの気持ちを理解しようとしてるんじゃないかなぁ。
・・・で、その為には『おもらし』をしないといけないと思ってる」

「私の気持ちを・・・」

(・・・!!っ)

「分かる?分からないならもっと具体的に言っちゃうけど・・・」

「やめて!!分かったわ、成程・・・そう言う事か」
亜理紗は野口さんの言わんとしている事を理解しました。

「んんっ・・・と」
すると突然、野口さんは、その場で小さく伸びをしました。

「朝野さんの悩みも解消されたみたいだし、私、もう戻るね。
後は部長と朝野さんの問題だから・・・。それじゃあね~」
そう言って野口さんは、亜理紗に背を向けて歩き出しました。

・・・のですが。

「朝野さん、・・・えっとね」
野口さんは直ぐに振り返ると、少し顔を赤くして言いました。

or013.jpg
「私も小2の時にね、おしっこ・・・・、もらした事あるよ。
放課後だったから、あんまりからかわれなかったけどね・・・。
保健室でパンツ借りて、お着替えして、恥ずかしかったなぁ~・・」

「え・・・っと・・・」

「嘘だと思うなら保健の先生に聞いてみて、たぶん覚えてると思うから」
そう言うと今度こそ、校舎の方に消えて行きました。

(野口さんなりの慰めのつもりなのかなぁ。
小2ならまだ良いじゃない、・・・私なんて。
ってか、私の黒歴史を知られてしまった・・・・・。
し・・・死にたい・・・・。
まぁ、善人の塊みたいな人だし、誰にも言わないとは思うけど・・・)
そんな事を考えていると、
ようやく5週を走り終えた珠樹が、ゆっくりとこちらに向かって歩いて来ました。

「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
未だに肩で息をしている珠樹。
そんな珠樹に向かって、亜理紗は言いました。

「あんたって本当に馬鹿ね、そんな事したって私は・・・」

「・・・あっ、ひょっとして気が付いちゃった?
野口さん、んぁっ・・っと、何か話してたのは見えたけど・・・。
まぁ・・あんっ・・・、どうせ昼休みには話すつもりでいたから、別に良いけどね」
言いながら珠樹は、ずっと太ももをすり合わせています。
限界は近づいているみたいです。

「早くトイレに行って!!本当にも・・・、しちゃうわよ!!」

「行かない」

「いい加減にしてっ!!!怒るわよ!!!!」
声を荒げる亜理紗、でも珠樹は意に介しません。

「私がおもらしした後で、最後にもう一度、ヒロインをやるかどうか答えて欲しいの。
それでも降りるって言うならきっぱり諦めるから・・・っくぅ」

「勝手に話進めないでよ!!何でそこまでするの!!
意味わかんない!!!あんたがもら・・・所なんて、
見たくもないし、見た所で私の気持ちは変わらないわ!!
だからトイレに行って!!お願いだから・・・」

「行かないよ。
私、亜理紗が何と言おうと、おもらしするから・・・」

「・・・っ」
ブチッ!!
頭に来た亜理紗は、珠樹に接近して手を伸ばしました。

「ちょっ!!」
それを見て慌てた珠樹は、素早く後ろに身を引きました。

「・・・なんのつもり?」

「口で言っても聞かないなら、無理やりトイレに連れて行くまでよ。
あんたみたいな鈍間なチビ、抑え込むのは簡単よ、元バレー部キャプテンを舐めないでくれる?」

「元キャプテン~~??
おもらしして、そのまま行かなくなったような人が、
・・んくっ、よく言うわね・・・」
珠樹は鼻で笑いながら言いました。

「珠樹ぃいいいいーーーっ!!!」
プライドを逆撫でされて、さらに怒りを増した亜理紗は、また珠樹に迫りました。
しかし、珠樹は声をあげて言います

「これ以上近づいたら、私、今ここでもらすからね!!!
もうだいぶヤバいし、ちょっと力を込めれば出るよ、おしっこっ!!」

「・・・っ!!」
亜理紗は動きを止めました。

「もう、亜理紗には私のおもらしを止める事は出来ないのよ。
分かったら、私の言う通りにしてくれる?」
その言葉に、完全にキレた亜理紗は、

「なら勝手にすれば!!!!もう知らないっ!!!!!」
と言って、校舎に向かって走り出しました。

「・・・・・あっ!!」
ギュウ~~~ッ!!!
亜理紗の後姿を、珠樹は両手で股間を必死に抑えながら見つめました。

(やっばいな~私、後どれ位もつかなぁ・・・・。
おもらしかぁ・・・、やっぱ、いざとなると恥ずかしいな・・・。
この歳でやらかしたら、皆ドン引きだろうなぁ・・・)
珠樹はゆっくりと校舎に向かって歩きました。

「はぁっっ!!うぅっ・・」
足を動かす度に、膀胱に溜まったおしっこが出口を求めて暴れ回ります。

「きっつぅ~・・・、でも、亜理紗ちゃんの為だもん」

(珠樹の馬鹿!!馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿っ!!!!)
更衣室で着替えながら、亜理紗は珠樹の事を考えていました。

(勝手に、も・・、しちゃえば良いのよ!!!
どれだけ惨めで恥ずかしいか、知りもしないで・・・。
大恥かいた後で後悔して泣きついて来たって、知らないからっ)



4時間目、生物の授業中。

「え~、このように地球上には未だに発見されていない未知の生物が無数に存在し~~・・」
先生の熱弁をよそに、亜理紗は珠樹の様子を確認します。

「・・・ふっ、んっ・・、はぁ・・」
そわそわ・・。
そわそわ・・。
平静を装ってはいますが、かなり辛そうです。

(やれるもんならやってみなさいよ・・・。
どーせ途中で怖くなるに決まってるわ・・・)

「・・・んあっ」
ギュッ!!
珠樹は股間を強く握りました。

(まだまだ・・・、もっと、ギリギリまで我慢して、
あの時の亜理紗以上の大おもらしをしないと・・、
きっと亜理紗は納得してくれない・・・)
珠樹はこの時間を何とか乗り切って、昼休みを迎えました。



昼休み。

辛そうに席を立って、廊下に出ようとする珠樹に亜理紗は声を掛けました。

「珠樹、一緒にトイレ行こう。これが私からのラストチャンス・・・」

「・・・・」
珠樹は無言で亜理紗の横を通り過ぎて行きました。

(わからず屋!!本当にどうなっても知らないわよっ!!!)
心の中で叫びつつ、亜理紗は鞄から可愛いお弁当箱を取り出すと、
朝、挨拶を交わした、クラスの仲良しグループと一緒にお昼ご飯を食べる事にしました。

「亜理紗ぁ~、早く仲直りしなよ~」
食事中、今日の2人を様子を眺めていて、心配したグループの子の1人が言いました。

「え・・・?ああ、珠樹の事?もう知らないわよ、あんな奴!!」
苛立ちを抑えきれずに言う亜理紗に、
グループの皆はお互いに目配せをし合いました。
そして、先程話した子が、

「まぁ、私達で相談に乗れることがあれば、遠慮なく言ってよね。
友達なんだからさ・・・」
と言って亜理紗を励ましました。

「・・・ありがとう」
皆にお礼を言ったその直後、ポケットのスマホから着信音が鳴りました。

「・・・?」
画面を確認すると、野口さんからLINEが届いていました。
一応登録はしていたものの、友達と呼べる程親しい間柄ではないので、
これまでやり取りした事は一度もありません。
一瞬何だろうと思った亜理紗ですが、用件は一つしかない事に直ぐに気が付きました。

(珠樹の事かな・・・)
確認すると案の定、このように書き込まれていました。

《部長、もう、おもらししちゃった?》

それを見た亜理紗は、

《してないよ》
と返しました。

それに対して、野口さんは、

《良かった。私、心配してたの》

《でも・・・、さっきの様子じゃ、
5時間目には確実におもらしすると思うよ・・・》


《朝野さんはそれで良いの?》
と返してきました。

《言いわけないでしょ!!
でも、どうすれば良いか分からないもん》

グループの子達が、「どうしたの~?」と声をかけてくる中、亜理紗は書き込みます。

《朝野さんが、本気で部長のおもらしを止めたいと思うなら》

《もう、腹を括るしかないと思うよ・・・》

「・・・・・」
野口さんの書き込みを見ながら、亜理紗はしばらく固まりました。
そうこうしていると、再び野口さんから、

《朝野さんが部長のおもらし止めてくれる事、私、願ってるからね》
っと、可愛らしい『じゃあね』のスタンプと共に書き込みが来ました。
恐らくこれで最後でしょう。

(腹を括るって・・・)
それはつまり、ヒロイン役を引き受けると珠樹に告げると言う事でしょう。
ですが、それで珠樹のおもらしを止める事が出来るかもしれないとしても、
亜理紗にとって、その決断は、とても苦しい事です。

(嫌よ・・・、お・・・、なんて、もう2度としたくない!!絶対嫌っ!!)

その後。
昼休みも残り数分と言う頃に、珠樹は購買部のパンの袋を手に教室に戻って来ました。
相変わらず、もじもじと落ち着かず、辛そうです。

(やっぱり、トイレには行ってないみたいね・・・)
亜理紗は珠樹の様子を見ながら思いました。

「あぁっ!!」
珠樹は自分の机に向かう途中で、一度しゃがみ込みました。
袋でガードしながら、隠れた手で一度、股間をギューーーっと強く握ります。

(やばいやばいやばい・・・、もう限界・・・。
たぶん次の時間で私、やっちゃうわね・・・・。
私のおもらし、しっかり見ててよね、亜理紗・・・)

「渡辺さん大丈夫?」
と心配して声をかけるクラスメイトに、

「ありがとう、大丈夫」
と言うと、珠樹はゆっくり立ち上がって自分の席に着きました。

(さて、もうじきこの辺り一帯をおしっこまみれにしちゃう訳だけど・・・。
その前に、最後の仕上げね・・・)
珠樹は購買部の袋からあるものを取り出しました。
それは・・・。
ペットボトルのお茶、300mlです。

「ゴクゴクゴク・・・・、プハァ~~」
蓋を開けると、珠樹はそのお茶を一気に飲み干しました。
冷たいお茶は一気に珠樹のおなかを圧迫し、
ただでさえ限界に近づいてる尿意を更に強めました。

ゾクゾクゾク・・・・。

(ああ~っ!!もう駄目!!本当にやばい!!
出るっ・・・出ちゃう!!おしっこ・・・、おもらししちゃう!!!)
珠樹は必死に股間を抑えて、おしっこを我慢しました。
最早、取り繕う余裕は無く、その表情は必死そのものです。
周りのクラスメイトも流石に珠樹の異変を感じとってきたのか、
珠樹を横目に、ヒソヒソと会話をする様子があちこちで見て取れました。

(・・・・あの馬鹿!!!)
じっと様子を見ていた亜理紗は慌てました、でも、体は動きませんでした。
野口さんの言う『腹を括る』が、やっぱりどうしても出来ませんでした。
あたふたしている内に、チャイムが鳴って、先生が教室に入って来てしまいました。

(ほ・・本当にする訳ないわよ、ギリギリまで粘って、
さ・・・最後にはトイレに駆け込むわよ・・。
どうせそうよ、う・・うん・・・そうに決まってる・・・)
亜理紗はもう、そう願うしかありませんでした。

「あ・・・、あぅ・・、も・・もれ・・・」
(何か・・・この感覚・・・、・・・しいなぁ)



五時間目、数学の授業中。

「f(x+h)g(x+h)-f(x+h)g(x)+f(x+h)g(x)-f(x)g(x)
=f(x+h){ g(x+h)-g(x) } + { f(x+h)-f(x) } g(x)」
教室には、数式を黒板に記入しながら説明する先生の声が響き渡ります。
しかし亜理紗には、最早先生の声も板書のコツコツ音も耳には入りません。
授業開始から、ずっと珠樹の事を見守り続けました。

(もう限界でしよ珠樹、本当に・・・するつもり!?
早く先生に言いなさい!!お願い・・・早く言って!!!)

授業開始から15分。

「はぁ・・はぁ・・・はぁ・・・ばい、やばい」
珠樹はつぶやくようにそう言って、足をすり合わせ、股間を抑えて最後の限界まで我慢を続けました。

(で・・・るぅ~~・・・・)

授業開始から20分。

「はぁはぁ・・・、はぁ・・・、はぁ・・・、
したい・・、おしっ・・したいぃ・・・」
先程から珠樹の呼吸は一気に荒くなってきました。
せわしなく動いていた足も、その動きを鈍くしていきました・・・。
もうあと5分も持たないでしょう・・・・。

(珠樹・・・、もう良いよ、止めてよ!!
お願いだから、先生に言ってよ!!トイレ行きたいって!!
ああもうっ、許可なんていらないから、早く立って駆け込んじゃいなよっ!!!
お願い・・・、お願いだから立ってよ・・・、お願いだからぁ・・・)
亜理紗の目に熱いものがこみ上げて来ました。

(何で・・、何でよ・・・、何で私なんかの為にここまでするのよ!!
分かんない!!全然分かんないよ!!ねえっ!!答えてよ珠樹ぃっ!!!!)
そしてとうとう、目から頬を伝って涙が流れて来ました。

「・・・だめぇ~」
朝、駅前で買って一気飲みした500mlのお茶と、
さっき飲んだ300mlのお茶が、珠樹の体の中で暴れまわっています。
珠樹には最早、それらを抑え込む力は残されてはいませんでした。
そしてとうとう、机の上に突っ伏して、足の動きを完全に止めました。
それまでピッタリ閉じられていた両脚が徐々に開かれていき・・・。

(いやぁ!!!!!)
そんな珠樹の姿を見た亜理紗の脳裏に、自分がおもらしをした時の映像が、
瞬時にフラッシュバックしました。

そして、その次の瞬間。

or014.jpg
「やめてぇええええええええええっ!!!!!!!!!」

立ち上がり、大粒の涙を流しながら叫んでいました。

隣の隣のクラスまで届いてそうな大声に、
珠樹を含めて、教室中の視線が亜理紗に集まりました。

そんな事はお構いなしに、亜理紗は珠樹の席まで歩いて行くと、
とっさの事に動揺して固まっている珠樹を、
即座にお姫様抱っこして抱きかかえると、そのまま廊下に向かって歩きました。
少しずつおもらしが始まっているのか、珠樹を抱きかかえた亜理紗の左腕に、
じわっ・・と、濡れた感触が伝わりました。

「おいっ!!こら待て、お前らどこ行く気だ!!」
先生の問いに亜理紗は

「トイレです!!!!」
と答えると、そのままトイレに駆け込みました。



トイレの個室のドアの前まで着くと、亜理紗は珠樹を下ろしました。

「亜理紗・・・、その・・・」

「話は後!!良いからさっさとおしっこ済ませて!!!!」
溢れる涙を拭いながら、亜理紗は言いました。

「う・・、うん」
亜理紗の鬼気迫る物言いに、珠樹は素直に従い個室に入りました。
その時一瞬、亜理紗は珠樹のスカートのお尻の部分を見てしまいました。
そこにはかなりハッキリと、おもらしの丸い跡が出来ていました。
また、自分の制服の左袖も、かなりびっしょりと濡れてしまっていました。
お姫様抱っこ中に、珠樹はかなりの量のおしっこをおちびりしてしまったみたいです。

「あっ!!」

or015.jpg
シュウウウウウウ~~~~~~~。
パチャパチャパチャパチャパチャパチャ・・・・。

個室に入った直後、
珠樹はパンツを脱ぐ余裕も無く、立ったまま、おしっこをもらしてしまいました。
亜理紗の視界に、タイルとドアの隙間から除く珠樹の足と、
そこにおしっこが流れ込んで黄色い染みが広がる様子、
タイルに直接落ちたおしっこが、
珠樹の足の周りにみるみるうちに広がっていく様子が飛び込んで来ました。

「いやっ!!!」
亜理紗は再び実体験をフラッシュバックしてしまい、慌てて視線をそらしました。

パチャパチャパチャパチャパチャパチャ・・・・。
おちびりもあったと言うのに、珠樹のおもらしは相当な量で、約1分程続きました。

・・・・・。

「・・・ごめん、間に合わなかった」
おもらしを終えた珠樹はドア越しにそう言って謝りました。

「・・・する気満々だった癖に、今更何言ってんのよ」

「それもそうね」
そう言って珠樹は照れ笑いを浮かべました。

「あんたは、お・・、おも・・、がどれだけ恥ずかしいか、まるでわかってない。
あのまま教室でやってたら、皆に・・・、男子にまで見られて大恥かく所だったのよ、分かってる!?」

「わかっ・・・・。
そうだね、分かってなかったかもね」
珠樹はスカートの中に手を入れて、スルスルとパンツを下ろしました。

「・・・んしょ、うわぁ~びっしょり・・・、どうしようコレ・・・」
ポチョン・・・。
手にしたパンツを絞ると、薄黄色のおしっこが滲み出て、便器に落ちて行きました。

「ねぇ亜理紗、ヒロインの事だけど・・・・、
ひょっとして、少しは気持ち・・・変わったり・・・した?」
絞ったパンツをスカートのポケットに入れると、
次にトイレットペーパーを引き出して、大事な所を拭き始めました。

「その前に、一つ答えて」

「・・・何?」

「この前聞きそびれちゃったけどさ、何でここまでして私にまたバレーをさせようとするの?」

「え・・・だって、それは・・・」

「そりゃ・・、確かに私はバレーに未練持ってるよ。
情けない理由で足踏みしてる自分が、今でも不甲斐ないし、泣くほど悔しい。
でもさ・・・珠樹には関係無いじゃん」

(えっ・・!?)

「関係無い・・・、何それ・・・」
珠樹の下半身を拭く手が止まりました。

「珠樹には、脚本家になるって言う夢があるんでしょ!!
私なんかにかまってないで、もっと夢に向かって突き進んでよ!!」

「勝手な事言わないで!!!」
珠樹は手にしたトイレットペーパーをギュッと握り閉めました。

「関係ない・・・、関係ないって何よ・・酷い・・、
酷いよ亜理紗・・・・、亜理紗ちゃん・・・」

「・・・珠樹?」

「私は亜理紗ちゃんの大ファンなのよ!!!
中1の時、亜理紗ちゃんのプレーを初めて見た時からずっと・・、今でもずっと!!!」

「ちょっ・・、ええっ!?」
意外な言葉に、亜理紗は動揺を隠せませんでした。

「中2で同じクラスになれた時は、それだけで、飛び上がるほど嬉しかった。
初めて亜理紗ちゃんに話しかけた時に、私、言ったじゃん、大ファンだって!!」

「・・・・そうだっけ?」

「ウソでしょ!!本当に覚えてないの!?」

「・・・ごめん、ちょっと」
(あの頃は、私もバレーの事で頭が一杯だったし・・・、
ファンだとか言って、身勝手な理由で近づいてくる奴も多かったしなぁ・・・。
私にとっては、珠樹も最初はその中の一人だったのかも・・・・)

「ショック・・・、電車で聞かれた時は、冗談だと思ってたのに・・・」
落ち込んだ珠樹でしたが、何とか気を取り直して、話を続けました。

「チビで鈍間な私にとって、同い年なのにずっと背が高くて、
年上の先輩達をいとも簡単に倒しちゃう亜理紗ちゃんは憧れの存在だったのよ。
だからね・・・友達になれて、本当に嬉しかった・・・。
日本一・・・ううん、世界一のバレー選手なって欲しいって思ったし、
亜理紗ちゃんなら絶対になれるって信じてた・・・」

「どうも・・・」

「そんな、亜理紗ちゃんが、
トラウマ抱えて、ずっとやりたいバレー出来ないでいるのに、
何もしないでいられる訳ないじゃない!!」

「・・・・・」

「それなのに・・・。関係ないって・・・、あんまりだよ」

「・・・・・」

「私は亜理紗ちゃんに戻って来てほしいの。
誰よりもバレーが上手くて、凛々しくて、まぶしい位に輝いてた。
私の憧れの、あの頃の亜理紗ちゃんに!!」

(私はここにいるんだけど・・・?)
亜理紗ちゃんは私の事のはずなのに・・・。
さっきから珠樹の言う亜理紗ちゃんは、まるで別人の事を言っているような感じでした。

「本当は私、あの時から今迄、ずっと我慢してたんだよ。
でも、もう我慢できない、亜理紗ちゃんの活躍を、もう一度見たい」

(亜理紗ちゃん?・・・て??)

「それは亜理紗も同じなんでしょ?
だったらさ、つらいかも知れないけど、頑張ってみようよ、おもらし。
亜理紗ちゃんの為に・・・」
お尻の辺りがびっしょりのスカートを身につけ、
その中に何も穿いていない珠樹が、
そんな事はお構い無しと言わんばかりに、思いの丈をぶつけました。

(・・・そうか)
今の珠樹の言葉で、亜理紗は気が付きました。

(珠樹にとって、『亜理紗ちゃん』は黒歴史以前の、バレー頑張ってた頃の私で、
『亜理紗』はそれ以降の、ただの友達としての私なんだ・・・)
無意識か、意識してかは分かりませんが、
そんな風に区別する程、当時の自分は珠樹にとって特別なんだと、
亜理紗は身に染みて感じました。

「はぁ~~~・・・、もう、分かったわよ、降参っ!!降参よ!!」
亜理紗はため息交じりに言いました。

(ならそうと早く言えば良いじゃない・・・。
こんな事までしちゃってさ・・・。
珠樹・・・、あんたって本当に鈍間で馬鹿ね・・・)
ただのファンならいざ知らず。
ドア越しに、おもらししながら内に秘めた思いを告白したのは、
どん底の自分を救ってくれた大親友、渡辺珠樹です。
そこまで言われて、何もせずに引き下がる事は、亜理紗には出来ませんでした。
親友の為にも、つらいけど立ち向かおうと、亜理紗は決めました。

「え・・・?それって・・・??」

「ヒロインやるわ、お・・・、おもら・・・し、も・・・頑張って・・・する」

or016.jpg
「亜理紗ーーーーーっ!!」

その言葉を聞いた珠樹は、ドアを開け、亜理紗に抱きつきました。
タイルに広がるおしっこから、微かにアンモニア臭が漂う中、
珠樹はしばらく、亜理紗の胸に顔を埋めました。

闇の先には光あり・・・。
亜理紗にとって、珠樹こそが光の頂点にあたる存在なのでした。

「頑張ろうね!!そうすれば必ずもう一度、コートの中に帰れるから・・」

「・・・ただし、一つだけ条件があるわ」
亜理紗は抱き着く珠樹を引き離しながら言いました。

「・・・え?」

・・・・・・・。



その後、2人は大急ぎでトイレを掃除して、おもらしの痕跡を誤魔化しました。
そしてそのまま保健室に行って、
保健の先生に、おもらししたと素直に話し、パンツと予備のスカートを借りました。
珠樹は、そのまま体調不良と言う事にして、放課後まで身を潜めていた方が良いと考え、
教室には亜理紗一人で戻りました。



5時間目が終わり、休み時間になると、案の定クラスメイト達が

『さっきのは何だったの??』
『渡辺さん、どうかしたの?』
『お姫様抱っこ~激萌え~~!!』
『アレも部活動の一環??』
と、とっかえひっかえ亜理紗に質問して来ました。

皆の関心がなくなるまで、適当に誤魔化した亜理紗は、取りあえず、
誰一人、珠樹がおもらしをした事に気が付いてないと分かって、ホッと胸を撫でおろしました。



放課後、1、2年の部員を帰宅させると、
予定通り『卒演』に関する2回目の打ち合わせが行われました。

「それで、前回決まらなかったヒロインの件ですが、
予定通り、亜理紗が引き受けてくれる事になりました」
珠樹の発言に、部員からは歓声が沸き起こりました。

「皆、迷惑かけてごめんなさい・・・。
精一杯やらせてもらいます、どうかよろしくお願いします」
亜理紗が頭を下げると、皆は拍手で賛同の意を示してくれました。

「野口さんは、ヒロインの友人役ですが、
亜理紗に不測の事態が起こった場合は代役を務めて貰います」

「はい」
野口さんは一言、真剣な表情で答えました。

「それと・・・、一つ配役と台本を変更します」

「「???」」
亜理紗と珠樹以外の部員が、不思議そうな顔をしました。

「ヒロインのライバル役ですが、この役を私がやります。
そしてラストの、主人公に告白されて、ヒロインがおもらしするシーンですが・・」

「「・・・・・」」

「横で争いに敗れたライバルも、ショックで同時におもらしをする事に変えます」
その変更に、部員からは歓声ともどよめきとも取れる声が上がりました。

「私、珠樹と一緒に、お・・・、おも、・・らし、したい」
それが、トイレの中で亜理紗が出した条件でした。

ヒロインが決まり。

黄水大附属高等学校演劇部『2016年度、卒業記念公演』は、いよいよ動き出そうとしていました。

続く。
  1. 2017/01/21(土) 14:11:56|
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